パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

香港散歩行 15 今朝の朝食は・・・

 香港3日目は朝から自由行動となったので、まだ寝ている相方を起こさないように支度をし、早朝から散歩に出かけます。
 
 ホテルのロビーに降りるとフロアでは、今朝で旅を終え空港へ出発する人たちが荷物とともにガイドの点検を受けています。明日の朝はワタクシたちも同じ状況になるのですね。
 
イメージ 1
 
 
  ホテルを出て少し周辺を散歩しました。とある路地に入ると猫が朝の散歩をしています。
 
イメージ 2
 
 
 声をかけましたが広東語じゃないと通じないのか、じゃれて遊ぶまでにはいたりませんでした。野良ネコでしょうがなかなか器量よしのネコ君たちでした。
 
イメージ 14イメージ 15
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 まずは尖沙咀に出るために地下鉄駅に向かいますが、今朝は荃灣駅ではなくひとつ手前の大窩口駅まで歩いていきました。
 通勤時間帯になっているようで駅前のバス停には大勢の通勤客がいました。単なる遊びでふらふらしていると思うとなんだか彼らにチョッピリ申し訳ないような・・・。
 
イメージ 16
 
 
 どうやら大窩口駅のほうがホテルより距離が近いようでした。おまけに後ろを振り返るとホテルの建物が見えますので帰りは余計近く感じるでしょうね。
 
イメージ 17
 
 
 地下鉄を旺角駅で下車し、彌敦道を1ブロック南に下ると「倫敦大酒楼」赤い看板が目立つビルが建っています。今朝の朝食はここで点心にしようと思い立ったのです。
 
イメージ 18
 
 
 ビルに入り、エレベーターに乗って3階で降りると・・・
 
イメージ 3
 
 
 
 エレベーターを降りたとたん、受付も何もなくどど~んとフロアが広がっています。
 
イメージ 4
 
 
 
 フロアにいる黒服の店員に声をかけ、一人であることを告げる(「チョウサン(おはよう)」と言って指を一本たてただけですけど^^ゞ)と、空いている席に案内してくれます。
 
イメージ 5
 
 
 日本人とわかるのか、早速日本語メニューを持ってきてくれました。
 
 10年前、地元のおっさんたちでほぼ満席だった九龍城の近くの「酔瓊樓酒家」という広東料理店で点心の朝食をとったときは、席を確保するのに一苦労したうえに、注文の仕方もわからず英語も全く通じませんでした。仕方なくしばらく他のおっさん達がどうやって注文するのを見てから、その真似をしてようやく注文できたことに比べると随分と楽になったもんですね。
 
イメージ 6
 
 
 
  そこでまずはお茶は香港人お好みの普洱茶(プーアール茶)を注文しました。
 
イメージ 7
 
 
 
  続いて 注文したのが叉燒飽(チャーシューまん)と蝦餃(海老蒸餃子)です。
 
イメージ 8
                                                  (まだ朝8時前だったんですね)
 
  叉燒飽の中には甘辛いお肉がたあ~っぷり。蝦餃もプリップリです。
 
イメージ 9イメージ 10
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 お茶と2品で十分かとも思いましたが、せっかくなのでもう一品、蛋撻(エッグタルト)をいただいてしまいました。 
 
イメージ 11
 
 
 このお店はずワゴン方式で点心を提供することにこだわっているようです。客は注文表を片手にワゴンに近づきセイロの蓋を開けて注文したりしていました。そういえばワタクシも九龍城では身振りで店員にセイロの蓋をあけてもらって注文したことを思い出しました。
 
イメージ 12
 
 
 あとから同じ席に来た老夫婦が自分達の茶碗をお茶で洗い始めました。「洗杯」 というそうですが、今は食器も清潔になっているのに年配の方の間には昔からの習慣がまだ生きているようですね。それにしてもその器に書いてある「おいしい」は日本語ですよね。

 黒服の店員に「ンコイ、マイタン」と声をかけてお勘定を頼みます。このお店は席に請求書を持ってきてくれ、お金を渡すとお釣りを持ってくれます。
 
 今朝はちゃんと食事でき、気分もよかったので太っ腹にもお釣りはチップにし、全部で60HKD(約900円)でございました。
 
イメージ 13
 
 
 毎朝ドタバタする中で不規則な朝食を摂っている身にとっては、こうしてのんびりと外で朝食を取る香港の人達ってずいぶん優雅なんだなあ、と感じました。