ブリューゲル版画展に行ってきました。
土曜日の午後でしたが、入り口は大して混雑していなかったのですが、中に入ると長蛇の列が続いており、その列がなかなか進まず、鑑賞するのに随分と時間がかかってしましいました
ピーテル・ブリューゲルは16世紀の農民の生活を数多く描いた「農民画家」として日本でもよく知られていますね。↓この絵なんぞはワタクシもどこかで何度も見たことがあります。
「フランドルの画家」とか「ネーデルラントの画家」とか書いてあるものもありますが、今回はベルギー王立図書館の所蔵作品であるところから、いずれにしろ今のベルギー・オランダあたりの人なんでしょうね。
今回は彼の油絵ではなく、彼が書いた絵を元に製版された版画だけの展覧会でした。
版画はいずれも精巧なもので細かい筆致で細部まで書き込まれています。
ただ小さいサイズの版画が多く、ワタクシの場合、観覧するのに細部を見ようと近寄ると近眼メガネでは無理なので遠近両用メガネをかけます。
ところが、観客で混雑している版画の前では少し遠めに見ようとすると、書類を読むために近眼を弱くしてある遠近両用メガネではさっぱり見えないので、また近眼メガネにかけ直す・・・というやたら忙しい展覧会になってしまいました。
寓話物の版画は一見グロテスクなものもありますが、意味は深~いものがあるようです。メガネを取ったり外したりし忙しく、解説も十分読めませんでした。
(大きな魚は小さな魚を食う:1557年 絵葉書です)
(学校でのロバ:1557年 絵葉書です)
脳味噌を涼めに訪れたつもりなのですが、観覧客の多さと絵の意味を考えはじめると、普段たいして使っていないせい(?)か脳味噌が却ってオーバーヒートしてしまったようです。