パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

横手・角館 雪中行軍の旅②

 今回の旅行の往復は秋田新幹線の切符を手配しましたが、横手まで往復すると通常料金では一人あたり約32,000円かかります。ところがたまたま3連休を利用することから、みどりの窓口の駅員さんが スリーデーパスのことを教えてくれました。
 これは特定の3日間(3連休)に、大人一人13,000円の料金でJR東日本の全線(特急券は別途購入する)が3日間乗り放題になる切符です。さらに後日買った帰りの新幹線特急券は、駅ねっとのサイトで購入し、自動発券機で切符を受け取るとこれも割引になりました。(往きの切符を手配したときはこの仕組みをまだ知りませんでした)
 結局なにやかにやで約26,000円の料金となり、一人当たり約6,000円の大幅割引となりました。横手のビジネス・ホテル代が朝食込みで6,450円でしたので、ホテル代がほぼ浮いたことになります。
 
 
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  (久しぶりのマンホール画像。雪に埋もれた中でこのマンホールはほぼ全体像が露出してました) 
 
 
 さて、横手やきそばでお腹を満たしたあと、歩いて市役所前の広場へ向かいます。 この日は午後2時にかまくら体験」の予定です。午後2時から1時間1基2,000円でかまくらを体験できる催しで、あらかじめ予約しておいたのです。
 雪道をよたよたしながら20分くらい歩いて会場の前に着くと、テント村の物産展が開催され、秋田名産のB級グルメが美味しそうな香りを振り撒いていました。
 
 
 
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  初めて見る「かまくら」は予想以上に大きいものでした。これくらいのもので専門のかまくら職人」が1週間くらいかかって作るそうです。職人の話では今年は雪が多すぎて却って作るのに難儀したそうです。
 道行く人は,、誰もいないと思ってかまくらの中を覗くと、私達同様「かまくら体験」を予約した人が中に居るのでびっくりしているようでした。中には自分達も申し込もうなどと仲間と相談している人がいましたが、1月4日から申し込みを受け付けていましたので今から申し込んでも空きがあったのでしょうか。
 
 
 
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  (家人と豚児下の「なまはげ面」は横手市の安寧・治安維持のために職権でモザイクをかけました) 
 
 
  手続きを済ませ案内されたかまくらに入ります。中にはブルーシートの上にゴザが敷いてあり、座っても濡れることはありません。ただし、壁は固い雪のまんまですからよりかかると濡れてしまいますね。
 「水神様」の神棚が雪壁を削って作られています。天井には小さな電球が埋め込まれていて夜は中に灯りがともるんですね。
 火鉢だけの暖房ではやはり寒いです。もっともあまり温かいと雪が溶けてかまくらの中に雨が降りかねませんね。
 
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         (それでも天井から欠片が落ちてきました。人が居るとその熱がつたわるのでしょうか)
 
 
 係の人が甘酒とお餅と和菓子とみかんのセットを持ってきてくれました。火鉢でお餅を焼いて食べます。実は甘酒を飲んだのはこれが初体験。寒いと身体があたたまって美味しいですね。ほんとは物産展のテントから熱燗きりたんぽを持ち込みたかったんですけど・・・。もちろん我が家の雷神様に承認されませんでした。
 
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 かまくら内部から見た光景です。何人もの人が覗いてみては、ワタクシたちが餅を頬張っているのを見てびっくりしていきました。
 
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  しばしの「かまくら体験」をたのしんだあと、駅前に戻ってホテルにチェックインします。今回は「横手駅前温泉 ゆうゆうプラザ」を併設する「ホテル プラザアネックス横手」をネット予約しました。
 ビジネスホテル風ですが、外観も部屋も思っていた以上にきれいなホテルでした。ホテル自体にも大浴場があります。見た限りでは駅前では一番きれいなホテルだったようです。バイキングの朝食付・「ゆうゆうプラザ」の温泉風呂入り放題付・シングル禁煙部屋で一人6,450円入湯税込)はとてもお値打ちでした。人気のホテルらしく部屋をツインに変更しようとしたのですが、満室で変更できませんでした。
 
 
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 チェックインを済ませ、温泉につかってしばらく休憩。暗くなった午後6時にタクシーで横手公園に向かいます。祭り本番は14日からなので、11日から13日まではかまくらが設置される会場が限られ、市役所前とお城のある横手公園の二ヶ所とのことでしたので今度は夜のかまくらを見に出かけたのです。
 
 
 お城の周りにはすでに沢山の観光客が集まっていて、お城の前に設置されたかまくらや、あかりが灯されたミニかまくらの幻想的な風景を楽しんでいました。どうも夜の撮影テクニックは難しく、なかなかいい写真が撮れません。ご勘弁を。
 
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  地元の人がかまくらの前に置いてあった藁でできた大きな丸いゴミ箱みたいのものを持ち出し、中に足を入れて雪道を歩き出しました。雪靴だったんですね。子ども達がはやしながら後ろについて歩きます。
 
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 観光客が長い列を作っているかまくらが一つありました。横から覗いてみると地元の子ども達が中で甘酒を観光客にふるまっているようです。
 
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 ワタクシたちも少し並んで中にいれてもらい、温かい甘酒をいただきました。みなさん写真をバチバチ撮っていましたのでお顔はそのままにさせていただきました。子ども達はあらかじめ練習しているのでしょう、新しいお客がはいってくるたびに甘酒を小さな紙コップに入れて渡してくれます。なんだかまるで民話の世界に紛れ込んだ気がしました。
 甘酒を飲み、お餅もいただき、まだ沢山の人が並んでいるので次の人にバトンタッチし、そろそろ引き揚げることにしました。
 
 
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 タクシーが入れる駐車場までの道はすでに凍っているようでした。壁にあけた穴からもれる灯りが雰囲気を盛り上げます。
 
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 さて、次は今夜の夕食場所へ向かいます。(続く)