パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

横手・角館 雪中行軍(終)

 気持ちの良い目覚めで雪中行軍2日目を迎えました。フロントに確認すると今日は除雪も終り、横手→大曲 の奥羽線は無事運行されているとのことでした。家人に言わせると、これも自分の「稀に見る強運」のおかげ、とのことであります。いやはや・・・。
 
 ということでバイキングの朝食をしっかりいただき、いざ角館 武家屋敷の町並みに向かいます。
 
 
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        (ちょっと朝から食べ過ぎ?根深汁(ネギの味噌汁)がなんともいえずおいしかったです)
 
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              (こちらは家人の分です。洋食の中に塩鮭の切り身が・・・やっぱり東北人??)
 
 
 
 横手駅は現在駅舎立替中ということでプレハブ建てになっていました。これでは深い雪の中では初めて来た観光客には見つけづらいですね。
 
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  大曲に向かう路線です。横手→大曲は約15分。ここが昨日は除雪ができなかったんですね。除雪したあともかなりの雪です。
 
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 大曲駅奥羽線を下車し、秋田新幹線に乗り換えます。ホームに固い雪が溜まっていて足が滑りそうです。ここでまた肉離れを起こしては物笑いになってしまうのでソロリソロリとホームを進んでいきます。
 
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 やってまいりました角館駅です。何年か前に家人と2人でGWに武家屋敷の桜を見に来たことがあります。そのときはパッケージツアーで来たので武家屋敷と桜を見たこと意外ほとんど記憶にありません。
 
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 こちらは隣にある第3セクターの駅舎でしょうか。いかにも田舎の駅という味がありますね。 
 
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 駅からぶらぶら歩いて武家屋敷に向かいます。角館のマンホールの蓋です。武者姿が見えますね。
 
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 歩くこと約15分。やってまいりました。武家屋敷の町並みです。桜の季節も見事ですが、今朝は木々の上に「雪が咲いて」います。
 
 
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 雪の量もさることながら、つららの長さも半端ではないですね。
 
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 武家屋敷の間に古い建物がいくつか見られます。この「古泉洞」というお店で以前来たときに食事をした、と家人が言ってましたが全く記憶がありません。どうも自分で企画した旅でないと脳味噌にしっかり刻み込まれないようですね。
 
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  猫グッズを売っている建物があり、豚児下の強い要望で中に入ってみることにしました。
 
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  狭い店内はさまざまな猫関連グッズが溢れておりました。親子で店番をしていましたが、母親はどこへ行ったかな・・・? 猫もいるとのことでしたが、寒いと奥に引っ込んでしまうそうです。寒がりなんですね。
 
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 いくつかある武家屋敷のうち、石黒家に入ってみました。花見のときは時間もなく、観光客でいっぱいだったので武家屋敷の中には入らなかったこともありますが、本当は他の屋敷の入場料が500円なのに、ここは300円だったというセコイ理由からです。
 
 
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  ここは他の武家屋敷と異なり、座敷に上がることができます。ボランティア?のおばさまが石黒家の由来や建物の特徴を丁寧に解説してくれました。
 奥の座敷には代々伝わった古い雛人形が展示されていました。
 
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 いろりで暖を取ることもできます。日本むかし話の世界みたいですね。
 
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 別棟にはやはり代々伝わる武具や農具などが展示されています。こちらは全く暖房がないので寒い寒い・・・。
 
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                                            (建物の中にさらに蔵の入り口が・・・)
 
 
 展示物の中にはあの「解体新書」もありました。武家でしたので当時の先端の知識にも明るかったのでしょうね。
 
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  表の通りで地元の人が雪を箱にいれて踏み固めています。なにやら作っているようですね。
 
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  これが製品です。雪灯篭というわけですね。蝋燭を灯す穴を開けたら完成です。昼で帰らなくてはならないのが残念ですね。かまくらと同じように幻想的な風景を楽しめたことでしょう。
 
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 武家屋敷散歩をのんびり楽しんだあと、昼食に向かいます。武家屋敷の通りの入り口近くにある「しちべえ」という郷土料理店で食事することにしました。
 
「しちべえ」については→http://r.tabelog.com/akita/A0504/A050401/5000291/
 
 
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 ワタクシがいただいたのは「きりたんぽ鍋」です。もちろん比内地鶏もはいってますね。 
 
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  豚児下は稲庭うどん。緑豆をまぜていますので少し緑色をした麺になっています。
 
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 家人は地元の食材を集めた小鉢料理にしました。稲庭うどんもついていますね。
 
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  ゆっくり食事を楽しんだあと、ぶらぶら歩いて駅に戻り暖房のきいた待合室で新幹線を待ちます。家人が売店オランダせんべいなる妙な名前の煎餅を買ってきました。サラダ風味(塩味)の薄っぺらいお煎餅で仙台でも子どもの頃から食べていたそうです。製造元は山形県の酒田米菓という会社で東北限定の商品のようですね。久しぶりだったせいか家人はやけにはしゃいでおりました。
 
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 午後2時過ぎの新幹線で帰ります。わずか1泊2日のあわただしい旅でしたが、なかなか楽しい2日間でした。桜の季節に是非また来てみたいですね。
 
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