パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

安曇野・松本へ行ってきました①

 世間では「10連休!」などともてはやされている大型連休ですが、今年のGWはカレンダーどおりで出勤しております。
 そんな中、家人と2人で5月3日・4日の1泊2日で長野県の安曇野・松本に行ってまいりました。豚児下も連れて行こうと思っていたのですが、彼女も場合によってはGWに出勤の可能性がある(結局、3日・4日は休みでしたけど・・・)とのことで家人と2人で行くことになりました。
 
 平成3年3月に松本から引っ越してきて以来20年、その間何度か松本には家族で行っているのですが、これまでは電車で松本まで行って現地でレンタカーを借りるのが常でした。今回はじめて高速道路を使って自宅から車で行くことにしました。
 普段は買い物に使う程度でしか使わず、年間の走行距離が2000Kmにも届かないのに、突然往復600Kmも走ったらさぞかし車がびっくりすることでしょうね。
 
 ということで、初めて関越自動車道を走ったのですが(モチロン運転は家人)。プロ・ペーパードライバー(なんじゃこりゃ?)のワタクシはナビゲーターに徹します。
 当初予定では大泉JC(練馬区)から藤岡JC(群馬県)まで関越自動車道で進み、藤岡JCで上信越道に移り、更埴JC(長野県)からは長野自動道を経由し、豊科IC(長野県)で高速を降りて安曇野に向かうという壮大(?)な計画でした。  
 
 大泉JCから豊科ICまでの距離はおよそ240Km。初めて走る関越道・上信越道なのでゆっくりめにみて時速80キロ、休憩30分をいれても大泉JCから豊科ICまで4時間あればつくだろうと踏んでおりました。さらに万全を期して渋滞をさけるために朝5時に自宅を出発したのです。
 
 ところが、まず大泉JCに入る直前の外環自動車道30分近くの渋滞に巻き込まれ、さらに関越自動車道上越自動車道に乗ってからも幾度となく自然渋滞の中でトロトロ運転を余儀なくされ、オマケに事故渋滞に2回も巻き込まれてしまいました。
 結局大泉JCを午前6:00に通過したのに上信越道の更埴JCより37kmも手前の小諸IC(長野県)に着いたのが午前11時25分。小諸まででも5時間25分もかかるという大誤算となってしまいました。GWの高速道路の渋滞というのは半端ではないことを初めて実感いたしました。
 
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 関越自動車道での事故渋滞の原因車。折角の連休なのに事故に遭って気の毒ではありますね・・・
 
 さらに、小諸ICと更埴JCの間にも渋滞情報がでており、長野自動車道も結構混雑しているようでした。そこで高速をあきらめ、小諸ICから一般道に出て国道18号線上田駅の少し手前の大屋駅(しなの鉄道:旧信越本線)まで行き、そこから丸子町鹿教湯温泉三才山トンネル経由で豊科に出ることにしました。このルートは松本で勤務していた頃、上田や小諸の営業所に出かけるとき使ったルートでした。
 20年ぶりに走ったコースでしたが、走っている途中でだんだん景色やルートを思い出し、なかなか楽しいドライブとなりました。
 小諸ICから豊科まで1時間30分程度かかりましたが、更埴JC付近で渋滞に遭っていたら高速で行くのとたいして違わない時間だったかもしれませんね。
 
 豊科についたのが午後0時40分頃でしたので、自宅から豊科まで約7時間30分かかったことになります。
 
  
 安曇野は天気は曇り空、山々もかすんでいてあまりはっきり見えませんでした。
 
 運転でカロリーを消費したのか、家人が「お腹が減った」というので早速昼食にすることにしました。昼食は豊科からさらに西へ進んで安曇平の西側にある穂高あたりで蕎麦を食べることにしていました。穂高では最近たくさんの手打ち蕎麦の店ができているようですね。
 松本に住んでいるときにも休日には「天満沢」「常念」といった蕎麦屋にでかけていました。そこで今日は久しぶりに「常念」でお蕎麦をいただくことにしました。
 久しぶりなので地図を頼りに常念に向かうと、目印の道祖神が見えてきました。
 
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 駐車場にはもうすでに沢山の車がとまっています。昼はもう過ぎていますが、相当混んでいそうでした。遠くに常念岳の三角形の姿がうっすら見えます。
 
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 そば処 常念は古民家を蕎麦屋さんに改装したお店で、観光客にも人気のお店です。結構広い敷地に飯沼美術館なるものを併設しておりますが、まだ観たことはありません。
 
 
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 入り口はどういう訳かこの狭いくぐり戸になっています。来るたびに頭をぶつけていたので注意していたのですが、今回も帰りにゴツンとぶつけてしまいました。ワタクシ以外にも被害者が続出していたようです。
 
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 庭には大勢の人がたむろしていましたが、順番待ちのお客さんでした。今まで経験した中では一番混んでいました。GWに来たのは初めてなせいもありますね。
 入り口の用紙に名前を書いて名前を呼ばれるのを待ちます。人数が多いと席があくまで時間がかかるようですが、2人でしたので相席でよければそれほど待たなくて席につくことができました。
 いくつもある部屋を見ると満席の盛況でした。ここには震災の影響はないようですね。
 
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 お通しに煮りんごと野沢菜を出してくれました。前回来たのはいつだったか忘れましたが、「お通しなんかあったかなあ」と記憶がはっきりしません。煮りんごも甘くて柔らかくてグッドでしたが、野沢菜が塩気がくどくなく、さっぱりしていて、なくなかなか東京では手に入らない味でした。
 
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 家人が注文したのはわさびの茎をおひたしにしたものがトッピングされた「わさびそば」(735円)。わさびのきりりとした辛さが運転で疲れた身体に活力を与えるようです。
 
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 ワタクシは2段重ねの「もりそば」(1,050円)をいただきました。1枚でも注文可能みたいです。味の評価はいろいろあると思いますが、常念で食べるときはいつも「わざわざここまで来て食べるんだからまずいはずがない!」と確信して味わっております。
 
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 2人とも天ぷら(945円)も一緒にいただきました。えび・さつまいも・いか・たらのめ・ピーマン・しいたけの天ぷらでした。
 
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 そばに天ぷらとくればおあとはお酒ですね。大きめのお銚子(一合四勺)に少し甘口の、その名も「常念」というお酒をお燗でいただきました。運転しなくていいし・・・極楽であります。
 
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 穂高にたどり着くまでに予定以上の時間がかかってしまいましたので、食事ものんびり時間をかけてもいいや、とゆるゆるといただいたあと、県道25号線安曇野アートロードとなづけられています)沿いの安曇野アートヒルミュージアムでに向かいました。
 ここでヴェネチアングラスの工芸品をたっぷり鑑賞し、お土産を買ったあと、さらに北に進んで家人の希望で安曇野岩崎ちひろ美術館を訪れました。
 
  
 
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 途中で道に迷いそうになりましたが、何とかたどり着いた美術館には幻想的な岩崎ちひろの絵がふんだんに展示されていました。入場者も思っていたよりかなり大勢でしたね。
 家人は絵も鑑賞していましたが、土産売り場でちひろグッズを選ぶのにより長く時間をかけておりました。
 
 時刻は午後4時30分を過ぎましたので、本日の宿穂高ビューホテルに向かいます。                                          (つづく)