パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

「ブラックスワン」を見てきました。

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 ナタリー・ポートマン主演の「ブラックスワン」を見てきました。珍しく「この映画を観てみたい」と夫婦の意見が一致した映画です。
 
 バレーについては「白鳥の湖」はじめ「くるみ割り人形」や「ジゼル」など、音楽の方は昔から馴染んでいたのですが、バレーそのものは今まで観たことがありませんでした。せいぜいドガの「エトワール」を写真でみて素敵な絵だなあと思ったくらいでしょうか。
 ナタリー・ポートマンはもともとバレーはやっていたようですが、特訓を重ねて見事に踊るシーンをこなしていましたね。100%彼女が踊ったわけではないようですが、それにしてもたいしたものです。
 
 母親との葛藤や完璧主義の心理的圧迫からナタリー・ポートマン演じるニナがどんどん追い込まれていきますが、徐々に狂気じみていくその過程の描写がすごいですね。折々にドキッとして鳥肌がスーッとたつようなシーンがあり、緊迫感がありました。
 
 「レオン」でみせたようなあどけない色気は今回まったく見られませんでしたが、彼女の鬼気迫る演技はアカデミー主演女優賞を獲得したことも納得できるものでした。