パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

大相撲初場所2日目(1/9)に行ってきました。

 初場所も土曜日ではや7日目。白鵬把瑠都が全勝でリードしてますね。琴欧洲も昨日は初黒星でしたが、今年はちょっと違うかも・・・。稀勢の里も1敗でふんばっています。日馬冨士・琴奨菊はもうちょっと頑張って欲しいですね。
 
 ということで1月9日(月)の成人の日(どうも15日でないとピンときませんね)に家人と大相撲観戦に国技館に行ってまいりました。
 
 といってもワタクシだけ朝8時前国技館について序の口の取り組みから見ることにしました。
 
 国技館に着くとまだ開場前なのに列ができています。前日が久しぶりの満員御礼だったので今日もすごいのかな?と思っていましたが、当日券を求めて朝早くから並んでいるんですね。
 
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 8時になると同時に櫓の上から切れのいい太鼓の音が聞こえてきます。いよいよ開場です。
 
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 序の口の取り組みは8時45分過から始まります。今日は2階向正面椅子席の前から2列目の席を買いました。お値段は1枚8,200円。朝8時から夜6時までいれば1時間あたり820円ですね。朝8時過ぎの館内はこんな状況です。
 
 今日で3回目の観戦ですが、これまでいずれも2階席ですが、東→正面→向正面ときましたので西側席で見ればぐるり1周することになります。
 
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 椅子席は桟敷席ほどは窮屈ではありませんが、最近のシネコンに比べると椅子も貧弱ですし、狭いです。おまけにこれまでも不思議に思っていたのですが、栓抜きが取り付けられています。というのは売店では栓抜きが必要な飲み物を売っていないからです。
 
 ところが今回、2階席にいても相撲茶屋から瓶ビールを注文できることがわかりました。相撲茶屋は1階の桟敷席だけのサービスだと思っていたのですが、縁がなかったのでワタクシの認識が浅かったようですね。
 
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 取り組みが始まるまで暇なので館内をエクスプローラーします。
 
 正面入り口を入ると天皇賜杯が展示されていました。台座の小さなプレートに歴代の優勝力士の名前が刻まれているのですね。
 
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 飲み物でも買おうと思いましたが、売店10時から、番付の売店11時から開店です。朝8時過ぎはその準備で通路もこんなものです。自動販売機にはソフトドリンクしかありません。それも値段がばか高いのです
 
 入場しても1回は外に出られますのでよっぽど両国駅で飲み物を買ってこようかと思いましたが、「いやいや、ここは日常からはなれた異空間なのだ。飲み物や食べ物も、館内で国技館ブランドのものをいただいてこそご利益?があるのだ!」と思い直し、館内散歩を続けます。
 
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 それにしても手持ち無沙汰なので、売店のお姉さまに知らんふりをして「まだお酒を売ってくれないの」と尋ねます。すると「10時からだけどお釣りがなければいいですよ」との返事でした。
 そこで財布から1円玉まで動員して690円をかき集め、大相撲観戦にふさわしい清酒大関を買い求めます。あとはお札しかないので残念ながらツマミは買えずじまいでした。
 
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 ちびりちびり飲み始めるといよいよ序の口の取り組みが始まります。このあたりの取り組みではまだまだ相撲になっていないですね。なかには土俵にあがったとたん、おっかない顔をした田子ノ浦審判元・久島海:右側に座っている人)から声をかけられ、「まわしが緩い!」と怒られ、その場で呼び出しさんに締め直されている若い力士もいました。
 
 自分の弟子というわけでもないのでしょうが、取り組みが終わるとその場で審判の親方から注意指導されているシーンもしばしば見かけましたが、それも入門間もないこのあたりの取り組みならではの光景なのでしょうね。
  
 
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 そうこうするうちに10時を過ぎましたので再び売店に行き、おつまみを買います。国技館は地下で作る焼鳥が自慢のようですが、冷めた焼鳥などモソモソして食べられたものではないことは経験済みでしたので、まだましなシューマイにしました。 
 ・・・小さなシューマイが6個で450円!ううっ!お賽銭にしてはやはり高いなあ!
 
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 11時になり家人もやって来ました。腹が減ったというのでお弁当を買います。暖かいものが食べたいのなら地下でちゃんこを食べることができます。でも家人お気に入りの稀勢の里大関としての初の場所ですので敬意を表して弁当にしました。
 
 家人はもちろん稀勢の里弁当、ワタクシは琴奨菊万里一空弁当にしました。今は十両に落ちてしまったので、人気だった高見盛弁当はもう売っていないようですね。
 
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 茨城県出身の稀勢の里にちなんで梅干しなんですかね。海苔弁当のようです。賽銭賽銭・・・。
 
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 福岡県出身の琴奨菊弁当は・・・アナゴと思ったら薄いウナギの切れ端がありました。茨城の弁当よりはいいかな・・・これもお賽銭お賽銭・・・。
 
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 一日おきに戦う幕下以下の取り組みでは、密かに応援している大露羅の取り組みが今日はありませんのでずっと観戦しているわけではなく、出たり入ったりしておりました。 
 
 一階ではゆるキャラの「ひよの山」が観客と記念写真のサービス。
 
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 ミーハーのワタクシは取り組みの間に貰った整理券を握り締めて並び、藤島親方(元・大関 武双山から記念品をいただきました。ついでに記念写真もゲット。(あまりの不入りにあわてた協会は、翌日から取り組み後の力士の握手・撮影会を始めました。一日行くのが早かったか・・・)
 
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 前日が久しぶりの大入り満員だったのに、この日は1階も2階も十両以上の取り組みになってもかなり空いておりました。
 その後の火曜日だったですかね、記録的なチケットの売れ残りがありました。相撲人気の回復にはやはり日本人力士の活躍が必要なんでしょうね。
 
 そういえば日の丸の後ろに写っている優勝額にとうとう日本人力士が1人もいなくなったことが話題になっていましたね。寂しい限りです。 
 
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 向正面から土俵入りを見るとこんな感じです。土俵の中にでてきたときは横綱のお尻をみつづけることになります。 
 
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 カーッとして我を忘れて相撲を取ることが多かったこれまでに比べると、稀勢の里の取り組みも落ち着いてきました。これが好調の要因なんでしょうね。(双眼鏡とコンデジの組み合わせで望遠レンズみたいに撮影しました)
 
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 この日は横綱大関は全員白星という近来まれな?取り組み結果で無事観戦を終了しました。
 
 はね太鼓に送られながら国技館を後にし、家人の希望で 両国駅ビル内の「大江戸八百八町 花の舞」という居酒屋で軽く夕食をとることにしました。
 
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 まずは生ビールで乾杯。今日の観戦模様を肴に食事を始めます。
 
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 寒かったのでアンコウ鍋をいただきます。居酒屋さんですからお値段もリーズナブル。 
 
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 ここは海鮮が得意な居酒屋ということでサラダをいただきました。
 
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 定番の串焼きもいただきます。
 
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 久しぶりにホッケをいただきました。肉厚のホッケでしたね。 
 
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 2杯目から焼酎のお湯割りに切り替えます。
 
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 この建物は駅舎と同じ建物にあるようでちょっと不思議な造りをしています。内装は店名の「大江戸八百八町」にちなんで凝ったものになっています。 
 
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 いかにも両国らしいのは店内に土俵の形をした舞台がしつらえられ、相撲甚句や太鼓が生演奏されます。 
 
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 演じている方たちは元は実際にその職についていた人たちのようですね。
 相撲の太鼓の音はとても気持ちがよくなりますね。
 
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 観戦帰りの外国人客も多く、店内の模様を盛んに写真に取ったり、演奏を興味深く聴いています。そんな様子を見ていると、いろいろあるけれどやっぱり相撲の文化は大切にしなければ、と思いました。
 
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 結局ワタクシは朝8時前から夜8時過ぎまで両国にいたことになります。疲れましたがなかなか面白い一日でありました。