パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

「フェルメールからのラブレター展」に行ってきました。

  雨模様の薄ら寒い月曜日、所用で仕事を休みました。午後時間がポッカリあいたので渋谷のBunkamura Museumで開催中のフェルメールからのラブレター展」にでかけてきました。
 
 京都でも開催されましたが、フェルメールの絵が3つ同時に見られるので話題になった展覧会です。美術館や博物館は土日開館するかわり、月曜日は休みのところが多いので、Bunkamuraも休みかと思っていたのですが、幸い開館しているということでやってきました。
 
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  今回は17世紀のオランダの風俗画が43点展示されていますが、なんといっても目玉はフェルメールの手紙にまつわる3つの絵です。
 
               「手紙を書く女」 1665年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
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           「手紙を読む青衣の女」 1663-64年頃 アムステルダム国立美術館
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         「手紙を書く女と召使い」 1670年頃 アイルランド・ナショナル・ギャラリー蔵
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 いずれも絵葉書ですが、実際の絵はもっとくっきりしていてさすがに惹き付けられます。平日の昼ということで観覧客も比較的少なく、じっくり鑑賞することができました。
 
 ラピスラズリの青で有名な「・・・青衣の女」の横に掲げられた解説によると、絵が書かれた頃はアジアからの手紙がオランダに届くまで2年もかかったそうです。
 
 17世紀といえば東インド会社がアジアでの交易に活躍した頃ですね・・・。
 
 青衣の女性が読んでいる手紙が、はるか遠い日本の出島から2年もかかって届いた恋人からの手紙・・・と想像を膨らませてみると、今まで縁の薄い存在だったフェルメールとの距離がぐんと近くなるような気がします。
 
 
 
 さて、フェルメール展が終わるとこんどは3月からレオナルド・ダ・ヴィンチの作品が
Bunkamuraで展示されます。目玉は「ほつれ髪の女」・・・これもまたレオナルド得意の未完成の絵なんでしょうか?
 
 
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 おまけに岩窟の聖母・・・? 岩窟の聖母ってルーブル美術館とロンドン・ナショナル・ギャラリーに2作あるはずなんですが、パンフレットには個人蔵となってますね??
 3作目があるということなんでしょうか・・・?
 ルーブル美術館の絵と少し雰囲気が違うような・・・?? これもまた楽しみですね。
 
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