パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

今日はインプラントの手術です

 嫌になるような暑さが続きますね。体調も悪く、酷暑の日中を徘徊する気力がなかなか出てきません。楽しみにしていた東京都美術館開催のマウリッツハイス美術館もまだ行かずじまい、真珠の耳飾りの少女にもまだ会えておりません。9月までですからそろそろお目にかかりに行かないとなあ…。
 
 …とぼやいている今日の日曜日はいよいよインプラントの手術1回目でした。
 
  午前9時30分歯医者到着。最初に口腔内の消毒と麻酔です。
 
 いつもの治療ではコンピューター制御の針も細い「痛くない」自動注射器を使うのですが、今日は麻酔量が多いとのことで普通の麻酔用の注射器を使いまいした。それでも注射するときは事前に注射箇所に別の麻酔薬を塗るので痛みはありません。この歯科医院のポリシーのひとつである「痛みをできるだけ患者に与えない」は生きておりました。
 
 午前10時30分頃からいよいよ手術開始です。
 
 ワタクシは左上顎の一番奥にインプラントを2本埋め込みます。
 
 手術は院長が術者で副院長が介添え。それにもう一人応援の女性歯科医が来てくれていました。
 場所はいつもの治療台ですが、先生方は帽子にマスクに青い手術着を着ています。ワタクシも帽子をかぶされ、口の部分に充てる場所だけ丸い穴のあいたブルーシートみたいなものをかけられます。普段の治療のときとはだいぶ違うので少し緊張しますね。
 
 目はブルーシートで覆われてしまうので視界はゼロでしたが、手術は大体次のような手順で進んだものと思われます。
 
 ①インプラントを埋める左上顎の場所を切開。…ゴリゴリ音がするのはメスが骨に触る音でしょうか。
 
 ②切開した肉は、穴開け作業の邪魔にならないよう縫い付けておいたようです。
 
 ③事前に作っておいたステント(型:インプラントの場所に穴が開いている)を装着し、介添えの先生が固定する中で穴を通してドリルで骨に穴を開ける。…ドリルと聞いていたので頭にガンガン響くのかと思ってましたが、音は聞こえましたが振動は感じませんでした。ちょっとずつ操作して掘り進む、という感じですね。
 
 ④同じステントの穴を通してこんどは開けた骨の穴にインプラントの土台を埋め込む。…これが結構時間がかかったような気がします。
 
 ⑤インプラントの土台に蓋をします。(…と先生は言ってました。どんな蓋なのかは聞き損いました)
 
 ⑥インプラントの土台を覆うように周りの肉を戻して縫います。…インプラントの上を縫ってはいけないようで、慎重におこなったためか、これも時間がかかりました。でも実際に縫ったのは5針でした。
 
 ⑦最後にレントゲン写真を撮って終了。
 
 ⑧支払はもちろん自費診療で、今日の分は20万円。クレジットカードでお支払です。
 
 終わったのは午後0時30分頃でした。結局手術は開始後約2時間かかりました。痛みはありませんでしたが、口を開けっ放しの時間が長かったので疲れました。でも落ち着いて手術を受けることができました。
 
 ところが、戻ってきてしばらくして、豚娘下から「なんで玄関にスリッパがあるの?」と指摘され、よく見ると歯科医のスリッパでした。
 どうやら自分で思っていた以上に内心では動揺していて、自分のゴムぞうりに履き替えず、そのまま履いてきてしまったようです。それとも原因は支払った金額にうろたえてしまったためでしょうか。
 
 明日は消毒です。インプラント完成までまだまだ時間もお金もかかりそうですね。
 
 
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                               縫った箇所です。グロです。
                               おっさんの口の中を見たい
                               という奇特な方だけどうぞ。