「天地明察」を見てきました。
昨晩からの雨でだいぶ涼しくなりました。天気予報では来週からまた30度以上が続くそうですが、そんな予報が信じられないほど涼しい日曜日ですね。
本日日曜日は家人は所属団体の研修の立会で、休日出勤です。非常勤職員なのに休日出勤はワタクシよりも多いですね。
豚娘上は同好の士の集まりがあるとかで、朝から出かけていきました。
とどのつまり、ワタクシ一人置いてけぼりを食ったわけであります。仕方なく(?)、本日は歯科治療(これは予約してましたね^^)にでかけ、図書館で本を借り、昼食の買い物をした以外は家で大相撲中継を流しながら、ぼんやりしております。あと、洗濯物も結びの一番が終わったらに行かなくてはなりません。これで結構忙しい(?)のです。
ワタクシにしては珍しく、冲方丁の原作を読んでから映画化を知り、家人を引っ張って鑑賞してまいりました。
不勉強にも本作を読むまで安井算哲(渋川春海)の名はあまり記憶にありませんでした。
和算の成果を算額として奉納する、という話は聞いたことがありましたが、問題を絵馬に書いて奉納し、解答を求める、といういわば和算を志すものの真剣勝負の場があることは全く知りませんでした。暦の歴史的由来や改暦の大変さも同様です。
したがって、知らないことばかりでしたので、文庫本2冊を通勤2往復する間に読み上げてしまいました。それだけぐいぐい惹きつける、読了まで一気に読むことを要求する面白い作品でした。
映画は原作とちょっと違う部分もありますが、なかなかしっかり描かれており佳作の一つと言えるでしょうね。映画化の話は聞いていましたのでどんな俳優が演じるのか想像しながら原作を読み進んでいきました。
映画の配役では算哲の後妻(原作では算哲も先妻に先立たれます)「えん」を演じた宮崎あおいが原作のイメージと一番ぴったりする気がしました。
昨日は鑑賞客はほとんど年配のカップルでしたが、夫婦愛もテーマのひとつのようですのでむべなるかな、という感じでした。