パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

ミラノに移動しました

 ヴェネチアの美しい風景に名残を惜しみながらも、ミラノに向かいます。
 
 昨日のサン・マルコ広場には図体の大きなお客様が・・・きっとお金持ちがたくさん乗っているんでしょうね。
 
 
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 朝はゆっくり朝食をいただきます。
 
 
 
 
 
 
 今までのホテルの中では一番いい朝食だったといえそうです。普段の海外旅行では朝食がセットの場合でも外で食べるほうが多かったのですが、今回は節約のためにもしっかりホテルでとるようにしてます。もっとも朝食が付いていない宿の方が多いですけど・・・
 
 
ホテルをチェックアウトし、リアルト橋まで歩いていきます。 ヴァポレットここからサンタ・ルチア駅までは快速のもあるのですが、うっかり各駅停車のに乗ってしまいました。
 
時間にまだ余裕があったので最後のヴェネチアの光景を楽しみながら駅に向かいます。
 
 
 定刻の10時50分にあと少しなのに、ワタクシがのる MILANO CENTRALE 行きのES 9714の乗車ホームが表示されません。
 
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 ローマ、ナポリフィレンツェといった終着駅では毎度のことですが、初めてローマ・テルミニ駅でフィレンツェ行きの列車に乗るとき、乗車番線が最後まで決まらないケースがあるということを知らなかったため訳が分からず、右往左往したことを懐かしく思い出しました。
 
 
 
 無事定刻通り出発したミラノ行きの列車はFrecciabianca(白い矢号)。銀の矢(Frecciargento)は乗りましたので、あとFrecciarossa(赤い矢号)に乗れば「矢」シリーズ完全制覇ということでしょうか。
 
 1等車は三列ですが、■ ■■ こんな風に並んでいます。日本みたいに一方向を向いているのでなく、ボックス席みたいに進行方向に向かって前向き・後ろ向きがセットになってボックス席みたいな座り方をします。
 
 そのせいか、自然と会話が始まるようですね。今日のワタクシの向かい側の席はレバノン国籍のビジネスマン…沢木耕太郎が初めて海外へ行く飛行機の中で隣席のレバノン人と話しするシーンを思い出しました・・・。
 
 たどたどしい子供のようなワタクシの英語と、厳しい商売で鍛え上げたアラビア語なまりの英語(だったんでしょう、たぶん)では太刀打ちできませんので、残念ながら沢木耕太郎のように流暢に会話はすすみませんでしたが、景気の話や家族の話題、イタリアの感想など会話することができました。途中から2人がけのせきのスイス人夫婦も会話に加わります。
 改札が来たので念のためパスポートを腹巻から出したら、レバノン人・スイス人に大受け。スイス人は靴下の中に現金はいれていると大笑いしてました。
 
 そんなこんなしているうちに午後12時30分頃、定刻より早くミラノ中央駅に到着。三人に挨拶をして腹巻ならぬ褌を締め直します。
 
 ミラノは初めての町で交通機関の仕組みもよくわかりません。今日の宿は地下鉄で2駅離れたところにあるので、これから地下鉄の切符を買い、路線を探し、駅を降りてから地図・・・インフォで中心地の地図はもらえましたが、ホテルのあるあたりの地図は買わないと手に入りません。
 
 ほんとうならミラノ中央駅の構内をゆっくり散歩して壮麗な建物を見たいところですが、後に回し、まず表示にしたがって地下鉄の2号線を目指します。2日間うろつく予定ですので、タバッキ(売店)で48時間有効の乗車券を買おうとしますが、手持ちがないということであきらめ、とにかく改札口に行けば何とかなるだろうと思い、行ってみると別の売店がありました。
 
 自動販売機もありますが、操作の仕方にて惑いそうなので、売店で訊いてみると48時間券がありました。「地球の歩き方」のこの切符のイタリア語スペルが間違っていたので最初は通じず、あわてて英語で言い直します。
 外国というのは切符1枚買うのにも難儀ですね。それが面白いのでもありますが・・・。
 
 そのあとも通行人に訊きまくって2号線のホームにたどりつき(訊くといっても「M2?」と言って方向を指で示すだけですけど^^)、無事2号線に乗車です。
 
 あちこちの国の地下鉄に乗りましたが、ミラノのはなんだか大都会の割には暗くてすすけた車両でしたね。
 
 目的のLenato駅に到着。
 
 さて、ホテルの通りと住所はわかりますが、駅に貼ってある地図を見ると確かにその通りはありますが、どの出口がそこに通じるのかがわかりません。とにかく地上に出ることにしました。
 
 そこからすれ違う人、によせばいいのに「Vorrei andare a Via Porpora?」とイタリア語で尋ねると、当然早口のイタリア語で答えがかえってきます。細かいことはわかりませんが、その人の仕草と右・左・まっすぐといった言葉を聞き取り、あたりをつけてその方向に少し進んでまた別の人を捕まえて訊きます。
 
 そうして10人近くの人に訊いてやっとホテルにたどり着きました。電話でホテルに教えてもらう方法もかんげましたが、きっとかえって混乱するので通りの名前を頼りに仕様と思ったわけです。
 
 
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 ミラノの中心地にもちかく、個室でトイレ・シャワー付き、朝食付きでWIFI無料で1泊50ユーロならまず格安と言っていいお値段のようですね。
 
 シャワーを浴び、荷物を整理するともう午後3時になっていましたが、中心地に戻って観光です。
 
 Lenato駅から1号線で5つ目の駅がそのものずばりのDuomo駅。
 
 改札を出て地上に出るといきなりDuomoが目に入ってきます。
 
 
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 ワタクシの思い込みでもっと黒っぽい色かと思ってましたが、白に近い石でできているので驚きました。
 
 早速中へ入ってみます。ここは無料。上の方へ登る場合は有料ですが、疲れていたのでやめときました。
 
 中は割と暗く、ちょっとすすけた感じですね。でも柱も太くすっごいね~という感じです。
 
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 画像ではきれいに映ってませんが、ステンドグラスがいっぱいあってとても美しかったです。(旅の疲れか感想がだんだん単純化してきました・・・)
 
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 椅子に座って休憩がてらしばらく涼みます。外は結構暑いのですが、石造りの建物の中はひんやりしてますね石柱に触って観ましたがやはり冷たいです。
 
 Duomoのはす向かいのビットリオ・エマニュエル2世のガレリアをぶらつきます。こんな近くにあったんですね。
 
 
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 ガレリアを抜けるとオペラの殿堂スカラ座が鎮座しております。
 
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 今日はガイドツアーはなしでした。出演者を見ると、さすがにフェニーチェ劇場と比べるとやはりちょっと格がちがうね、という感じですね。


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 スカラ座の前の広場ではレオナルド熊、もとい、ダ・ヴィンチがあたりを睥睨しております。
 
 

 ミラノは中心地に主な観光スポットが固まってあるようですね。せっかくここまで来たついでにもう少しあるいていって、ブレーラ美術館も見学してきました。
 
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 ここも初めてのイタリア語ラジオ講座の上級編のテーマ舞台だったんですね。何を言っているのかはさっぱりわかりませんでしたが、PINACOTECA DI BRERA という名前だけは耳に残ってました。
 
 ほとんどが宗教画でしたが、やはり画像で見た記憶のあるカラバッジオ、マンテーニなどの絵が印象的でしたね。(ますます簡単な感想ですね)
 
 美術館前のBarでビールで休憩です。
 
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 だいぶ疲れてきたので今日の観光はこれで終わりにすることにしました。