スイスの景観を楽しみました
インターラーケン2日目の朝は少し雲がありますが、快晴と言って良い天気でした。
インターラーケンは二つの湖に挟まれた形に位置していますが、午前中はそのひとつ、ブリエンツ湖の船で遊覧を楽しみました。
遊覧と言ってもインターラーケン・オスト(東)の船着き場から湖の反対側にあるブリエンツの町の船着き場まで航路をのんびりと3時間かけて往復乗っているだけですけど・・・。
鉄道パスが有効で運賃はただで1等船室に入れます。
湖の水は緑色をしていて、実に静かで穏やかな湖でした。行きの航路では他の船と行きかうこともなく、湖を独占状態で走っていました。デッキの椅子に座って陽を浴びているととてもすがすがしい、いい気もちになります。
途中の船着き場の様子もホテルだったり、小さな集落だったりまるでおとぎ話の世界のようです。
午前中のんびりとクルージングを楽しんだあと、午後はさらに天気がよくなったので、インターラーケン・オスト駅近くからケーブルカーに乗って、ハーダークルム展望台に登ります。
オフシーズンのためお客が少ないとはいえ、人気の展望台ですので、出発間際の切符売り場はイタリアみたいではありませんが、混んでいました。
今回はインド人の一団が前に並んでいて、ユーロで買おうとするので時間がかかり、ワタクシが切符を買っている頃にはケーブルカーが出発してしまいました。インド人の団体の一部も取り残されたようです。
次の便は時刻表によると1時間後。
取り残されたインド人は狭い待合室を嫌がり、他で時間を過ごすために出て行ってしまいました。
ワタクシはそのまま待合室に残ります。すると一緒に待っていたイギリス人が「臨時の便がでるようだ・・・さっき係員がそう言っていた」と言います。それをきっかけに彼とは話をするようになったのですが、係員が待合室の鍵を中からしめたあと、すぐケーブルカーがやってきて乗ることができました。
あのインド人たちはどうなったんでしょうね…。
数分で展望台の駅に到着です。
そこから歩いて1分ほどで展望台に到着。
実に見事で壮麗なパノラマが目の前に広がっています。
この飛び出た観覧台というか場所は結構揺れるんですね。
最先端まで進んで、何枚かイギリス人に写真を撮ってもらいましたが、「Smile!」と言われて顔は笑いますが、内心はヒヤヒヤしていたのが実際です。
それにしても見事な光景でした。写真では見づらいですが、このあとさらに雲が薄くなって、アイガー、メンヒそしてユングフラウの峰々が白い雪をたたえた姿をよく見せてくれました。
ユングフラウはインターラーケンでは地上からもあるところから見ることができます。
左側の湖は午前中のんびり航海したブリエンツ湖です。
ツェルマットでのマッターホルンの勇姿と並んでいかにもスイスらしい景色を楽しむことができました。
写真を撮り合っていたイギリス人は夫婦で旅行に来ていたのが、奥さんが調子が悪いのでホテルで休んでいる間、一人でここに来たといいます。
いったんリタイアしたあと、好きなアンティーク時計の修理を商売にしているとやら・・・。ワタクシが「家人は日本で仕事をしているので一緒に来られない」というと “You're lucky!” などとさばけた冗談を言う人でした。
彼氏とメルアドを交換し、できた写真を送信し合うことになりました。ただ彼のカメラはごっつい一眼レフ。ワタクシのはなんたってパレルモで買い直さざるを得なかった、全部英語でメッセージが出る欧州仕様なので、操作の仕方もまだよくわからないコンデジですから、出来のよさはかなわないでしょうね・・・。