パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

天井のない美術館

 オランダにいた最終日、デンハーグの美術館にフェルメールの「デルフトの眺望」を鑑賞に行った際、ひょんなことからドイツ人のジャーナリストと、一日デンハーグから、デルフトまで一緒に行動することとなりました。
 
 その方から「ベルギーに行くなら絶対ブリュージュに行きなさい。実に美しい町だ」と教えてもらい、当初は考えていたなかったのですが、ベルギー滞在2日目に行ってきました。
 
 このジャーナリストからは3か月ヨーロッパにいるのにプラハには1日しかいなかったのか?とあきれられてしまいました。
 
 
 出発は宿の最寄のブリュッセル南駅。ICで約1時間。鉄道パスがありますので無料です。
  
 ワタクシの持っているガイドブックでは、この南駅を「・・・MIDI」と称しております。ところが駅の時刻表では「・・・ZUID」と表示されていました。
 
 実際にホームに出てみると、大きな看板の表は・・・
 
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 ところが裏は・・・
 
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 実際はどちらが表か裏かわかりませんが、片やフランス語(MIDI)、こなたオランダ語(ZUID)の表記だったようです。
 
 ワタクシにはどのみち両方とも理解できない言語ですが、それにしてもややこしい話ですね。
 
 
 そのややこしい駅からブリュージュまではじつにのどかな平たい田園風景が続きます。
 
 
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 着いた駅がこちらのブリュージュ駅です。なんだかイタリアの田舎の大きな駅みたいな雰囲気ですね。
 
 Bのマークはベルギー国鉄のロゴなんでしょうね。駅員の男性は大昔のドゴール大統領のような帽子をかぶっていました。
 
 
 
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 ブリュージュの駅から中心地のマルクト広場まではバス路線もありましたが、ぶらぶらと歩いていくことにしました。
 
 こちらも大小の運河がつくられているんですね。ゴルフ場みたいですね~。
 
 
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 こんな町並みの間を歩いていきます。
 
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 途中で骨董品を売っている市に出会いました。誠にのんびりしたものでしたね。
 
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 やってまいりましたのがマルクト広場。
 
 左下に白いテントが見えますが、どう言う訳かこの日はタイフェスティバルが開催されていて、タイ料理や工芸品の販売、タイ音楽の生演奏などが行われ、西洋人の皆さんは実に興味深く聞き、食べておりました。
 
 街角の旅行会社の店頭掲示を見るとアジアのリゾートは人気があるようですね。タイはリゾート地もたくさんありますので関心が高いようです。
 
 残念ながら日本への旅行のプランはなかったですね。やはり極東ということで遠いし、お金もかかるからでしょうか。シンガポールまでしか掲示がなかったですね・・・。
 
 
 
 
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 広場近くの運河の周りです。
 
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 広場から少しはなれたところに、ベギン会修道院の建物がありました。現在もベネディクト派の修道女が暮らしているそうです。
 
 世界遺産に登録されていることは知りませんでした。
 
 
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 ブリュージュの静かな美しさを堪能したあとは、猥雑なブリュッセルに戻ってグランプラスそばのカフェで人気のビールをいただきました。
 
 店によっては英語で話しかけてもフランス語(だと思うんですが…)でしか答えてくれない、切ないお店もありますが、ここは英語でしっかり答えてくれました。
 
 
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 明日はまたドイツに戻ります。