今日は小雨模様のパリでした。
昨日は快晴でしたが、一転して今日は雨模様のパリ3日目。
メトロを乗り継いで最寄駅にたどり着きました。
話には聞いておりましたが、本当に怪物がいるんですね・・・。
それ以外にも壁からまっすぐ伸びているような動物や怪物の彫刻が沢山ありました。
ちょっと異様な感じがしますね。
ちょうど日曜のミサの時間でした。ライプツィッヒの聖トーマス教会のときは練習でしたが、今度は本番でパイプオルガンの伴奏で女性の主導により讃美歌?が大勢の信者で歌われています。
昨日のサクレ・クール聖堂の歌が尼僧の合唱によるわりと俗曲風のメロディーだったのに対し、今日のはいかにも宗教曲という感じの音楽でした。
こんな作品もたっぷり鑑賞することができました・・・(他からお借りした画像ですのでそのうち消去します)
これ以外にも有名な作品がたくさん展示されていましたが、溜息がでるばかりであります。
ルーブル美術館以上に人気があるのもうなずけます。
それにしてもここも順路がわかりにくいこと・・・。フランス人のものの並べ方の発想は日本とは違うんですかね・・・。
朝から動き回っていたのでだいぶ疲れてきました。
いったん宿に戻り休憩してから、ティコティコさんに教えていただいた、サンマルタン運河沿いの北ホテルに行ってみることにしました。
宿のあるBarbes-Rochechouartからメトロで3駅目のJures駅が運河の最寄駅、とガイドブックには書いてあったのですが、なんと各駅停車のメトロがJures駅を通り過ぎてしまいました。日本では考えられませんが、駅が修理中みたいなのです。
あわてて次の駅で下車してJuresの一つ手前のStalingradという妙な名前の駅まで戻ります。個々の方が地上を走る場所なので判りやすいと判断したからです。
サイトで予約した(こんな場所と知っていればたぶん予約しなかったでしょうね…)ワタクシの宿の最寄駅のBarbes-Rochechouart周辺は、道行く人(半分以上は屯してるだけ)の半分以上がアフリカ系で、残りの半分以上がアラブ系といった感じのとってもファンキーな町です。
3日目でだいぶ慣れてきましたが、駅から宿に行く1~2分も緊張を強いられる街で、日に日に駅前で警戒する武装警察官の数が増えていき、今日は若い男が目の前で、理由は不明ですが、逃げようとして取り押さえられていました・・・。
Stalingrad駅の周りも似たような雰囲気でちょっと危ないなあ~と思いつつも地図を見ながら運河を探します。
結局道がわからず、通りかかった若い男性二人連れに尋ねますと、彼らも運河方面に行くので同道してくれることになりました。
一人がワタクシに「ツーヒス・・・?」と話しかけてきます。
最初は何のことかと思いましたが、すぐにフランス語なまりの英語では「R」の発音が「らりる・・・」ではなく「はひぶ・・・」とワタクシには聞こえることに気が付きました。メトロの「Roma」駅が車内放送では何度聞いても「ホーマ」と聞こえるのです。
つまり「ツーリストか?」と訊いていたのですね。日本から来た!とワタクシも人には自慢できない発音で答えたため、彼氏も最初は聞き取れなかったようで、思わずお互いに苦笑いをしてしまいました。
そんなこんなしているうちに運河に着いたのでお礼を言って二人を分かれます。
あとは運河沿いにあるはずのホテルの場所だけですので、また別の男性に尋ねたところ、この人が気の弱そうな人で苦手な英語で説明するよりはホテルまで連れて行きそうなそぶりを示したので、あわてて方向だけ教えてもらって礼を言い、自分で歩いていきました。
小雨模様の天気でしたが、運河沿いの散歩はなかなか気持のよいものでした。
そしてたどり着いたのが北ホテルです。ガイドブックによると映画の舞台となったホテルを改装して今のお店になっているようですね。
小雨が降っていなければテラスでゆっくり休憩したいところですが、ワン君もいる店の中でワインをいただきリラックスします。
お店の人に地図を見せて、ここがどのあたりか、近くのメトロの駅の場所を教えてもらい帰り道を確認します。
お客は地元の人が多かったようですね。隣の席ではアメリカ人らしき人とフランス人らしき人が英語でどうやら商談をしているようでした。
そんな日常的な風景の広がるエリアのようですね。
そろそろ怖そうな人たちであふれているエリアのわが値段は安くない安宿に戻ります・・・。
どうです。ワタクシの宿のエリアがなんだかナポリの下町みたいな雰囲気なのに比べ、このあたりいかにもパリという雰囲気ではないですか?
実際はどんなエリアなのかはよくわかりませんが、ちょっと楽しい散歩になりました。