バルセロナは暑いです
雨模様のパリをあとにして、バルセロナへやってまいりました。
午前7時15分発のTGVでスペインのフィゲラスに向かい、そこでこんどはスペインのAVEという特急に乗り換えてバルセロナに向かいます。
フィゲラスでの乗り換え時間は10分少々しかないので綱渡りですね。
TGVは見るのも初めて。1等車に乗りましたが、東北新幹線のMAXのように上下2段の車両でしたので、それほど広い感じはしませんでしたね。少しくたびれた車両・・・そんな感じのTGVでした。
途中の車窓から見えるフランスの田舎?は実にきれいな畑というか牧草地というか、がず~っと続いているんですね・・・。
と思っていたら急に霧が濃くなってきて、TGVのスピードも落ちてきたようです。乗り継ぎ時間がちょっと心配。ドイツでもちょっと遅れたため乗り継ぎのICEに乗れなかったことが一度ありました・・・。
ニームという駅で隣席に乗ってきた男性に切符を見せて乗り継ぎのことを訊いてみました。
スペインの方のようで、幸いこのスペイン氏もフィゲラス経由でバルセロナに行くということで、慣れているようで「ノープロブレム」と言ってくれたのでひと安心しました。
この人からは「バルセロナは良いところだ」という嬉しくなる話をいただきました。
と同時に「地球の歩き方」おすすめの
「ランブラス通りに行くなら、パスポート・クレジットカードはホテルに置いていった方がいい。 時計もはすず、携帯も持たない、現金はあまり持ち歩かない、できればTシャツ1枚で鞄ももたない・・・。
東ヨーロッパから食いつめ者が集まっており、子供も含め集団でスリやひったくりをするので、十分警戒して楽しんだ方がいい・・・。」
というおっそろしいアドバイスをいただきました。
それでもピレネー山脈を越えるのに地下に潜って行き、地上にでると「Wellcome to Spain!」と言ってくれました。
ところがトンネルを抜けたあたりはちょっと変な光景。木々がまばらなんですね。…この方いわく「このあたりは火事で丸焼けになってしまった。子供のいたずらが原因で…」と言ってました。
なかなかスペインは一筋縄ではいかないことがわかりました。
フィゲラスに到着すると予定の乗継時間は5分しか残りがありません。
バルセロナ行きのAVEは反対側のホームですが少し離れたところに止まっています。スペイン氏のあとにくっついてぞろぞろ歩いていくと、なんと乗車前にホームで検札をしていて、検札待ちの乗客がホームに溢れそうになっています。
予約券とグローバルパスを見せると「OK」ということでワタクシは特に問題なかったのですが、アジア系のツーリストの一人は係員からチケットを買うようにいわれ、その場での乗車を拒否されました。
スペイン氏は車両が違うのでここでお礼をいって彼氏と別れ、自分の車両に乗り込みますが、すぐに出発してしまいました。
さっきのアジア氏はこの列車に乗れたのでしょうか・・・。これを逃すと次のAVEは2時間後です・・・。
バルセロナヘ到着し、スペイン氏の忠告を胸に秘めながら宿までの道を探します。
例のごとく道行く人に宿のある通りを訊きまくり、最後の人にはその場でiphoneで地図を調べてもらって宿にたどり着きます。
宿のお姉さまは英語はあまり得意ではありませんが、非常に気のいい方で3日間大変お世話になりました。
さて、今朝、ガル・デ・リヨン駅で軽く食事して以来、乗り換えのドタバタもあって全く食事をしていませんでした。中心街に出て食事とも思ったのですが、宿の前の通りをまがったところにレストランがあって、いい匂いがしてきます。
お客も結構はいっているようでした。
そこでここに入り、店をしきっている加平滋英を若くしたようなお兄ちゃんに一人である旨を告げ、席をつくってもらいます。
メニューを訊くと前菜と主膳と飲み物がついてオール11ユーロだ、と嬉しいことをいいます。
そこでまず赤ワインをいただきます。冷えていましたが、のども乾いていましたのでムイビエンでありました。
まずはチーズのたっぷりのったパスタをいただきます。
主膳はお肉が続いていた(部屋食でも・・・)ので魚にしてもらいます。
ようやくこれでお腹も落ち着き、もう夕方5時近い時間でしたが、街歩きに出発。まずはスペイン氏に注意を受けたランブラス通りを注意深く散歩します。
ここは歩行者天国のようになっていて海に向かって下っていきます。観光客ならずとも歩きたくなるようなところですね・・・。
途中でサン・ジュゼップ市場があったので立ち寄ってみました。
本当は午前中の方がお店がやっているのでしょうが、それでも結構お店があいております。肉や野菜をたっぷり売っておりました。
幸い子供の悪党どもも寄ってきませんでしたが、一杯飲み屋ではこんな方と一緒にお酒を飲むことができました。バルセロナ生まれだそうです。
食事の時のワインと↑のワイン(カバ)で結構いい気持になりながら、ランブラス通り沿いにある、アントニオ・ガウディ設計のグエル邸を見学しました。
きっとガウディもワインに酔っ払いながら設計したのかな?などとおバカなこと考えながらの見学でありました。
そのまま歩き続けていくと、何かモニュメントがありました。わが「地球の歩き方 ヨーロッパ」にはな~んの記載もありません。
この先は海です。・・・ということろでカメラが電池切れ。暫く海風に吹かれて酔いを醒ましてから宿へ戻ります。