酷暑のマドリッドに来ています
スペインの鉄道は他の欧州とはちがって改札口に入る際に荷物のX線検査があります。
テロ対策が厳しいのが特徴のようですね。今回の旅では他の国では経験がありませんでした。
もともとフランコ独裁の頃から反政府勢力の動きに対する厳しい統制の歴史があるからかなあ・・・などと勝手に想像しております。
しかも一定の時間になるまでホームに降りることもできません。空港のシステムと同じと考えるとわかりやすいですね。
AVE特急は全車指定席制で予約がないと乗車できません。結構空席がありましたが、ドイツのようにふらりと来て乗ることはできないんですね。したがってワタクシも長距離移動は全部AVE利用になりますのでドイツであらかじめ予約をして移動しています。
昔、クリント・イーストウッドなどが出演したマカロニ・ウエスタンというイタリア製の西部劇が人気を集めました。ロケをアメリカではなくスペインで行ったのが話題になりましたが、それがうなずけるような荒涼とした光景がつづきます。
到着したマドリッド・アトーチャ駅はそれこそ空港みたいなつくりの広い駅ですが・・・
一方で、もう列車の発着はないようですが、昔の駅の部分はごらんの通り植物園のような体裁になって、乗客の憩の場になっていました。
アトーチャ駅から地下鉄で行けるCallaoという駅が宿の最寄駅でした。
駅から地上に出ると有名なグラン・ビア通りに出ます。今回は町の人に訊くことなくスムーズに宿に着きました。
宿までの道を歩いていると日なたの気温は相当に暑いようです。気温は30度をはるかに超えていそうです。
宿でシャワーを浴び、荷物を整理してからとりあえず観光の中心地になるマヨール広場へ行ってみました。
地下鉄でソル駅で下車して歩きになります。
広場も相当の暑さです。日陰に入るとそうでもないのですが、日なたはとにかく暑いの一言につきます。
マドリッドでは空を見ても雲が見えないんですね。カンカン照りと言っていい状態です。
喉も乾いてきたので広場近くのマヨール通りにある『ハム博物館』という妙な名前のお店に入ってみました。
2階はレストランになっていますが、店を入った1階の右側は、ごらんのとおりハムがずらりと陳列されています。もちろん購入できるようです。
一方で左側はごらんの通りの立ち飲みコーナーになっています。
ビール一杯にお通しがついて1ユーロという嬉しいお値段です。
お通しはいろいろで、ハムを挟んだパンのときもあれば、
画像はほかのお店のものですが、パエリアが付くこともあります。別の日は煮込みが付いてきました。
もちろんほかの飲み物やおつまみを注文することができますが、ちょっと喉が渇いた、トイレを使いたい、なんてときに1ユーロ硬貨一枚でビールを一杯とつまみひとつを楽しみながらホット一息できるんですね。
初日の観光としてはマヨール広場のあと、そのまま歩いて王宮に向かいました。
ごらんの通り本当に雲が見当たらないんですね。とにかくこれ以上の天気はないくらいですが、その代り暑い・・・。
初日は移動で疲れていたせいもあり、無理をせずにこのあたりで引き揚げて部屋で休むとにしました。
夕食はマヨール広場近くの別の大衆的なお店で軽くビールとおつまみで済ませました。