パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

マドリッドでは昼寝を取りながらの観光です

 とにかくカンカン照りのマドリッドの街歩きでは水分補給と休憩をたっぷりとらないと体が持ちません。
 
 ワタクシも午後は昼寝をしてから再度街歩きに出るようにしていました。というよりは体が自然に休憩を要求した、といったほうが当たるかもしれません。それだけしんどい暑さでした。
 
 という中で見所は数々ある中で欠かせないひとつが・・・
 
 
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 ソフィア王妃芸術センターです。ここはダリの所蔵品でも知られているようですが、なんといってもパブロ・ピカソゲルニカが展示されていることで有名です。
 
 午前10時という宵っ張りのマドリッドらしい遅い開館時間ですが、開館前から並び、開館と同時にまずゲルニカが展示されている部屋に足を運びました。
 
 次の観客がくる数分間、ゲルニカを一人でじっくり観ることができました。
 
 
 
 うっかりしていましたが、ゲルニカはモノトーンの絵だったんですね。美術評論家のようには表現できませんが、とにかく悲しみと怒りが画面からおしよせてくる、もの凄い迫力のある絵でした。
 
 画家というある意味で狂気の持ち主が描く世界がこんなに心を揺さぶるものなんだ、ということを改めて感じた作品でした。
 
 
 ゲルニカの迫力に圧倒され、なにか楽しいことを考えたいと思いついて、地下鉄サンチャゴ・ベルナベウ駅へ向かいます・・・。
 
 
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 地上に出ると、今度は目の前の大きな建物がどど~んと圧倒してきます。
 
 
 
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 サッカー・ファンならご存知 レアル・マドリードの本拠地、サンチアゴ・ベルナベウ・スタジアムです。
 
 リーガ・エスパニョーラがまだシーズン中でしたら試合を見たいところですが、秋に開幕し春に閉幕するヨーロッパサッカー界ではすでにシーズン・オフに入っております。
 
 そこで、スタジアムのガイド・ツアーに参加してきました。
 
 収容人員8万5千人のスタジアムは、スタジアムそのものが素晴らしいとしか言いようのないものでした。ワールドカップで優勝するにはこれくらいのスタジアムを保有している国でないと無理だなあ~と実感します。
 
 
 
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 ツアーはスタンドから始まり、ピッチレベルまで降りてスタジアムの大きさを実感できます。
 
 
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 さらに選手のロッカールームやVIPスタンドなども見学できます。
 
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 歴代のチームが獲得してきた数々のトロフィーが展示されているコーナーは圧巻であります。
 
 
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 最後はお気に入りの選手と記念撮影ができます。もちろんデジタル合成ですけれど・・・。
 
 ミーハーのワタクシもクリスチアーノ・ロナウドと一枚撮ってもらいました。昔の選手ならギュンター・ネッツアーがよかったんですけどね…。
 
 サッカー・ファンならずとも楽しめるツアーでありました。
 
 このあたりでいったん昼寝をしに宿に戻ります。
 
 ・・・・・
 
 
 まだカンカン照りの午後6時近くに宿を出て目指すのは・・・
 
 
 ベラスケスの象が正面に据えられたプラド美術館です。
 
 
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 プラド美術館は午後6時から入場が無料になるんですね。(日曜日は午後5時から)
 
 それを目当てにたっぷり昼寝をしてから出てきたのですが、いずこからも同じムジナが寄ってきて・・・
 
 
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 ごらんの通りの長蛇の列です。それでも案外スムーズに入場できました。着いたのが6時15分前。見学開始が6時15分過ぎでした。
 
 入場無料というので、改札なしでどんどん入れるのかな?と思っていたら・・・
 
 
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 窓口で入場料0ユーロの入場券をもらい、荷物のX線検査をしてから入場なんですね。そこはやはりきちんとチェックしてたんですね。
 
 
 6時以前に入場して見学していた人には申し訳ありませんが、入場してしまえばこっちのものでゆっくりと観覧してまわります。 撮影禁止なので画像はありません。無料なので文句は言えませんね。
 
 (また他から借りてきますのでそのうち削除します)
 
 ベラスケスのラス・メニーナスの前にはさすがに館内で一番の人だかりがしておりました。
 
 
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 ゴヤの「裸のマハ」と「着衣のマハ」は並んで展示されていました。よ~く見ると顔などは少し違うんですね…。
 
 
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 El 3 de Mayoの悲惨な銃殺シーンはゲルニカの印象を彷彿とさせます・・・。
 
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 その他数々の名画を無料でみせていただけるなんて、スペイン政府だかマドリッド市だかわかりませんがムーチョ・グラシアスであります。