パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

グラナダです

 マドリッドからグラナダに移動しました。
 
 グラナダのことはあまり知らずにきてしまいました。マドリッドからの車窓風景はこれまでとちょっと雰囲気がかわり、白い壁の家々が目立つようになりましたね。

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 グラナダ駅は宿からちょっと距離がありましたが、幸い席がうしろだった日本人ご夫妻が近くのホテルだったのでタクシーをシェアしてもらい、比較的簡単に宿にたどりつくことができました。
 
 
 宿のお兄さんに、マドリッドでフラメンコを見なかったのでグラナダで見たい、と相談してみました。
 
 すると、アルバイシン地区の先にサクロモンテというエリアあり、そこに行けばいくらでもタブラオ(フラメンコを見せる店)があるので、散歩がてら行って予約したらいい、とアドバイスをくれました。
 
 そこでもう午後の時間でしたが、ぶらぶらと歩いてアルバイシン地区にでかけます。
 
 
  まずはアルバイシン地区に向かって川沿いの道を上っていきます。この道の右側にアルハンブラが見えてきます。
 
 
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  アルバイシン地区も白壁の家が続いており、いままでのスペインとは随分雰囲気がことなり、やはりイスラムの影響を感じさせる町並みでした。
 
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 サクロモンテ地区の入り口にタブラオが一軒あったので、中を覗くとお姉さまがいたので、「フラメンコを見たい。送迎付きのはあるか」と尋ねると、OKだといいます。ワンドリンク付きで24ユーロ。まあ、こんなもんなんでしょう。
 
 お姉さまによると他にも日本人がいる、とのことでした。
 
 
 フラメンコの予約も済んだので、アルバイシン地区の高台の方に行ってサン・ニコラ展望台(リスボンと同じで高台の広場が展望スポットになっている場所が何か所かあります)に行くと、目の前にアルハンブラグラナダの市街地が広がります。
 
 アルハンブラの後ろの山並みは昔教科書で習ったシエラ・ネバダ山脈だそうです。
 

 
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 さて、タブラオのお姉さまに指定された時間に集合場所に行くと、日本人がいるどころではなく、団体で大勢の日本人が待っていました。
 
 話を聴いてみると、グラナダ日本語情報センターというところがあって、みなさんそれぞれ個人の旅行の方ですがセンターを通して予約したので一緒のツアーになった、とのことでした。
 
 一人で直接申し込んだのはどうやらワタクシだけのようでした。
 
 
 
 迎えのバスにはワタクシたち日本人ばかりでなく欧米の観光客もいっしょに乗り込んでタブラオに向かいます。
 
 店についてみると、さらにパッケージツアーの日本人の団体の方たちもすでに席についており、お客の大半は日本人ということになりました。
 
 
 ショーは午後9時を過ぎてから始まり、休憩をはさみながら約1時間半。やっぱり観光気分でショーを見られるというのもたまにはいいですね。初めてお会いした方たちばかりですが、結構和気あいあいと話も弾みながら鑑賞できました。

 
 
 
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ショーが終わったのが、午後11時近くだったでしょうか。なかなか陽が落ちないスペインでも、さすがにこの時間になると真っ暗です。
 
 このあとはそれぞれのグループで夜のアルバイシン地区を散策します。案内のオジサンがカルロスという名前なのでカルロス・ブループとワタクシたちのことを呼んでましたが、なんだか国際ギャング団みたいと皆さん大笑いでした。
 
 昼間も訪れたサン・ニコラ展望台に行きましたが、真っ暗にぼ~うっと浮かぶライトアップされたアルハンブラはこれまた幻想的な雰囲気たっぷりでした。ここまで一人でこの時間に来るのはちょっとしんどいですから、やはりツアーのメリットなんでしょうね…。
 
 

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 さて、その翌日、外からだけ眺めていたアルハンブラに行ってまいりました。午前中は市街を散歩し、午後はアルハンブラを散策しました。
 
 途中で昨晩ご一緒したご夫妻の方と偶然再会でき、話が弾んだのも楽しい思い出になりました。
 
 ところでアルハンブラといっても「アルハンブラの思い出」のメロディーとともに有名な建造物は、アルハンブラの奥にある「ナスル宮」というところなんですね。それ以外は広大な敷地に庭園や他の建物、城塞があって、それはそれで見応えのあるものばかりです。
 
 
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 ナスル宮は入場するのに時間指定があります。ワタクシの場合、午後2時から午後8時までアルハンブラに入場可能ですが、ナスル宮は午後6時から入場可能、というチケットでした。
 
 当日券は売りきれる可能性があるとガイドブックに書いてあったので、6月になってから宿からネットで予約しておきました。
 
 
 
実際にナスル宮に入ってみて、イスラム美術というのが実に精巧なデザインに富んだものである一方、水を豊富に使う工夫など抒情性にもあふれる、とても砂漠で生まれた宗教の美術とは思えないほど美しいものであると実感しました。

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どうもソニー製ですがパレルモで買ったこのデジカメは今ひとつピントを合わせるのがうまく行かないのでご容赦くださいませ。
 
 ナスル宮からのアルバイシン地区の眺めもとても美しいものでした。


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