パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

エジンバラ散策

  エジンバラに来て2日目。少し天気も回復してきました。それでも気温は低めなのでウルトラライト・ダウンジャケットを着込み、いつ天気変わるかわからないので傘を持って散歩にでかけます。 
 
 駅の近くにこの塔が建っていました。スコット記念塔というそうです。遠目には教会に見えたのですが塔だけでした。かなり煤けてます。
 
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 前日はエジンバラ城からニュータウンを眺望しましたが、今度は駅から徒歩で10分ほどのところにあるカールトン・ヒルという丘に登ります。
 
 
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 期待どおりここからのエジンバラ市街の眺めは実に美しいものでした。建物と屋根の色が茶系統に統一されなんともいえません。
 
 
 
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  丘から降りたあとしばらく地図を見ないで街をほっつき歩きました。一人旅の醍醐味ですね。
 
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 ロイヤル・マイルの途中にスコッチウイスキー・エクスペリアンスという施設があります。
 
 中に入ると樽型のトロッコみたいなのに乗ってウイスキーの歴史や製造過程を最新の映像技術を使って楽しく見せてくれるツアーの施設とバー、ギフトショップがあります。
 
 ツアーでも試飲は1種類だけできるそうですが、まどろっこしいのでワタクシは直接バーに行ってウイスキーの試飲を楽しみました。
 
 若い頃は水割りやバーボンを飲みましたが、ここ20年くらいはほとんどウイスキーをのむことがありません。それでもスコッチ・ウイスキーの本場ですからちょっとだけ試飲してみようと思い立ったのでした。
 
 
 
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 バーテンに『スモーキーなウイスキーを試飲したい』と伝えるとアイラ島で作っているシングルモルトの試飲を進められました。
 
 面白いのは瓶のラベルの中にイギリス政府は一日に3~4ユニットが適量であるとしている旨の表示がありました。このグラスに注がれた量が1ユニットだそうです。ですから本日の適量を飲んじゃうことになりますね。
 
 輸出用の瓶のラベルは別のものでしょうから、そんな表示はないんでしょうね。
 
 
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 一口飲むたびに水を飲んで舌を洗い次のウイスキーにすすみます。それを繰り返します。4杯もあると結構な量になりますね。
 
 ワタクシのお気に入りは左から2番目の白いラベルのLAPHROAIGというウイスキーでした。
 
 4つの中では一番香りが強く、香りと同様の味が一口含むとざざ~っと口の中に広がります。
 
 これ以上の解説は語彙不足でできません。よっぽど一瓶買って帰ろうかなと思ったのですが、荷物になるのでぐっと我慢しました。ワインのように2日で空けるわけにはいきませんからね・・・。
 
 
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 ツマミなしで4杯を飲み干したころは結構いい気持ちになっていました。
 
 そこで、酔い覚ましに国立スコットランド美術館(National Gallery of Scotland)に行くことにしました。ロンドンと同じパターンですね。 
 
 ロンドンのナショナル・ギャラリー同様入場無料です。規模は何回りか小さくしたものですが、却ってコンパクトで酔眼にも見やすい美術館でした。
 
 展示作品については全く予備知識がなかったのですが・・・
 
 スペインでなじんだエル・グレコや・・・ 
 
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  ベラスケスの絵があったことはちょっと驚きでした・・・
 
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 こんな感じで展示されていますが・・・あれっ???
 
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 驚いたことにフェルメールの初期の作品である「マルタとマリアの家のキリスト」はこの美術館の所蔵作品だったんですね。
 
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 フェルメールにしては随分大きな作品(160㎝×142㎝)です。
 
 観覧客はあまり関心がないのか通り過ぎる人が多く、この絵の前で足を止めていたのはワタクシと中国からの団体客だけでした。
 
 バッカスの神からのプレゼントですね。