パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

10月29日 ペナン到着

28日の深夜、予定より1時間遅れでチュムポーンに到着したバターワース行きの寝台列車に乗ってマレーシアをめざします。寝台列車も二度目なので自分のベッドにスムーズに登頂できました。

下はチュムポーン駅の列車の運行モニターです。表題は英語表示もありますが、始発駅と終点駅はタイ語でしか表示がなくさっぱりわかりません。

2時間遅れも普通にあるようですね。ホームのベンチで待っている間、英語がわかるので話しをしていた女性の列車は2時間遅れ組でした。

ワタクシが出発するときは待ち疲れてベンチで横になって寝てしまいました。

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翌朝、下段のベッドの女性がすでに起きてカーテンも開けているのに、ベッドに座ったまま動こうとしないので座席を作ることができません。

上段のベッドは天井に頭が届きそうなので座り辛い作りになっています。止むなく通路に降りて女性の気が変わるか、係員が強制的に座席を作るまで待とうと荷物に腰掛けていました。

そんなワタクシを見かねて隣りの老夫婦が席を譲ってくれました。お二人とも英語はダメで、お父さんは英語はOKしか発しません。

そこで笑顔奮発作戦を発動し、会話とも言えない会話を続けます。

すると朝御飯を食べ出したとき、ワタクシに菓子パンをひとつわけてくれました。そのあともお菓子…。

お礼に写真を撮らせてもらいましたが、少し固い顔になってしまいましたね。

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下段の女性は後で日本人とわかりました。なあ~んだってえ~!

その女性はあとになっても周りの人に気遣いする素振りもなかったですね。

そうこうしているうちに2時間遅れでタイとマレーシアの国境の駅のブダン・バサールに到着します。

ここでいったん荷物を全部持って下車し、同じホームにある両国のイミグレーションでそれぞれタイ出国とマレーシア入国の手続きをしなければなりません。停車時間は40分です。

まずタイの出国手続きでパスポートにホチキス留めされていた出国カードが剥がされます。



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隣りのマレーシアのイミグレーションでは指紋は取られましたが入国カードは必要ありません。

何も質問もなく無事90日のビザを貰えました。

最後がマレーシアの税関です。一応バッグは開けられましたが、渡したパスポートが日本のものと見て取るとロクに中は見ませんでした。

次はどこへ行くのか尋ねられ、国のことだと思ってシンガポールと答えると、「マレーシアは素通りしちゃうの?」と突っ込まれ、あわてて「No!No! イポー、クアラルンプール、バトゥパハ イクアルヨ!」と言うと満足そうにうなづき、パスポートをかえしてくれました。


手続きが終われば元の列車に戻ります。


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手続きで並んでいるとき、一人の男性のパスポートがチラリと見え、日本人とわかりました。

隣りの席に座っていた方です。ずいぶん旅慣れた雰囲気ですが、一人旅にしては自分のことはさておいてかなりの年配の、多分ワタクシよりは先輩の方のようです。

列車が出発してから話しかけてみると、やはり一人旅の方でした。いろいろ聞いていくと訥々と応えるのですが、その内容には驚くことばかり。

20歳の時に初めて海外に出て以来、半年働いては、次の3ヶ月~1年は世界中を一人旅するという暮らしを数十年続け、インドだけでも十数回旅したとのこと。

この間、病気、盗難、暴行、強盗、はてはナイフで刺されるなど旅人が遭遇するであろうありとあらゆることを経験した、と語ります。

結局この方…筋金入りの旅人なので、仮に筋金さんとします…はペナンのジョージタウンまで一緒にいき、お茶を飲んだ後、夜に屋台で一緒に食事することになりました。


バターワース駅からは直結しているフェリーでペナン島に渡ります。料金は1.2リンギ(約43円)。15分くらいで到着します。マレーシアのお金はバターワースにつく前の駅で乗り込んできた両替屋に100バーツだけリンギに替えてもらいました。もう日本円だといくらかはわからなくなっています。

下の画像はフェリーの船内です。

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夜、筋金さんと落ち合い、屋台に行く前に海が好きな筋金さんの後にくっついて海を見にいきました。

男二人ですのでロマンチックな雰囲気はありませんが、海風で涼しくとても気持ちが良かったです。

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市街へ戻って筋金さんお勧めの福建麺の屋台を探したのですが見つからず、次にお勧めだったカレーラーメン(大盛 3.3リンギ 約120円)の屋台で食事をしました。

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スープは見た目ほど濃厚ではなく、カレーの味もキツくありません。魚介類の具からも出しが出ているのか、初めて経験する味ですがなかなか美味しかったです。

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筋金氏は8年ぶりのペナンとのことでしたが、街の様子も少し変わっているようでまだ調子がでないとぼやきます。そのため思う様に案内出来なかったので30日の夜も再会しようということになり、この日は宿に戻ることにしました。