パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

11月16日 プノンペン3日目 ②

沈鬱な気持ちでキリングフィールドの見学を終え、何か癒やしになるものが見たいと思い、パンニャ君に頼んで国立博物館に行くことにしました。

パンニャ君は27歳独身。日本ではガテン系の仕事についていたと言います。わずか半年で随分日本語の上達が早いね、と言うと日本に行く前に勉強していたとのことでした。

トゥクトゥクも運転手同士は顔見知りでも競争はあるでしょうから、外国語が話せるかどうかは収入の多寡に直結するのでしょうね。

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国立博物館は建物もなかなか素敵ですが、やはり展示品の中では仏像関係が優れていると思います。

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こんな優しい仏像を作った人達の子孫がどうして…なかなかキリングフィールドの事が頭を離れません。

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気を取り直して街角でフランスパンのサンドイッチを1.5$ で買います。


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パンは外側はパリパリしていて中はふっくら。実に美味いパンです。
具もパテや野菜を入れてもらいましたが、ホーチミンバインミーのように辛くはありません。

さらにビニールで包んであった大根?と人参の酢の物が全く日本のなますと同じ味なのにはビックリ。

カンボジアはサンドイッチも優しいのです。


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夜は影絵のショーに出かけました。影絵はカンボジア伝統芸能でしたが、演者はポルポト派に殺され伝統も絶えていたのでした。

それを若者が中心になってテーマは昔ながらのものながら現代的な演出で復活させたのでした。

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入場料は10$。まるで場末のスト◯ップ小屋を思わせる粗末な舞台でした。

折からの雷雨に雨漏りがしたり、犬が闖入してきたりとハプニング続きでしたが、若者の熱演に沢山の拍手が送られました。

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昨夜の伝統舞踊や今日の影絵。暗いポルポト派の時代には文字通り切って捨てられたものですが、やはり人間の喜びはこうした伝統芸能に現され根強く残されていくのですね。

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