パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

11月24日 ホーチミン2日目①

観光は特にしない、といってもずっとホテルの部屋にいるわけにも行きませんのでぶらぶらと街を散歩します。

一歩外に出るとバイクや車の騒音とクラクションのうるささは6年前と変わりませんね。

朝の9時頃に宿近くのオペラハウスに行くと何やら楽器の演奏と歌声が聞こえてきます。

今日は日曜日なので朝からパフォーマンスがあるようです。

たくさんの人だかり…というよりはバイクだかり。

バイクに乗っていた人がオペラハウス前の広場にバイクを止めて聞き入っています。妙な光景ではあります。

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バックパッカーの真似はできないけれど、なんとなく憧れはあるのでしょうか、ついゲストハウス街に足が向いてしまいます。

バンコクがカオサンならばホーチミンはフォングラーオ通りとデタム通りとブイビエン通りが交差するあたりにたくさんのゲストハウスや旅行者向けのカフェ、レストラン、旅行会社が軒を連ねています。

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こういう街を歩いていると、あと30年若かったらなあ…といつも思います。

欧米人は年配者でも若い人と同じような旅をしている人を見かけますが、ワタクシにはとても真似ができません。

せめて雰囲気でも味わいたい、とおバカな散歩をしているのです。



横丁のカフェで少し休憩します。

隣の席でパソコンを操っているのは日本の女性のようでした…。

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しばらく休憩したあと1番のバスに乗ってチョロン地区に向かいます。



ここに行こうと朝から思っていたわけではありませんでした。

カフェでボンヤリ6年前のことを考えていると、チョロンに着いたときひどい騒音と排気ガスで気持ちが悪くなってしまい、引き返しを余儀無くされたことを思い出したからです。

いわばあの時のリベンジをしようと思いたったのでした。

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チョロンのランドマークのビンタン市場です。

昨晩屋台を探して歩いたベンタイン市場が観光客向けであるのに対し、ここは地元向けの市場で小売よりも卸に近い感じの市場です。

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とにかく狭い通路を挟んでびっしりと店舗が並んでいます。

店舗といっても極狭のスペースに商品を溢れんばかりに並べていますので、事情に疎い観光客がここで買い物をするのはかなり勇気が要りそうです。

それでもホーチミンの下町の雰囲気がプンプン匂います。


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市場の周辺の騒音は相変わらずですが、今度は気持ち悪くならず周辺も少し散歩することができました。排気ガスの酷さが多少改善したのかもしません。

今ひとつピンとこないクリスマス商戦に入った商店街を散歩したあと、バスでベンタイン市場まで戻ります。




ベンタイン市場の前の長~い横断歩道です。

6年前には確か横断歩道はなかったはずです。


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走行する車もバイクも止まってくれる訳ではありませんので、有名無実に近いですね。

夜、バイクがビュンビュン行き交うなかで横断した時は正直いって怖かったです。

その時は地元人で渡る人がおらず、専売特許の小判鮫横断法を駆使できなかったのでした。



いったん宿に戻り、昼食をまた『かつ吉』に行ってソースカツ丼をいただいたあと、またふらふらと散歩にでます。

中央郵便局…

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サイゴン大教会…。

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6年前と変わりありませんでした。当たり前ですけど。



でも戦争証跡博物館は展示の仕方が変わっていました。

枯葉剤による大量の奇形児の誕生が生々しい写真で展示されていました。

6年前も勿論展示がありましたが、これほど目を覆いたくなるような写真は記憶がありません。

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社会主義国とはいえ、冷戦終了後はいちやく解放政策に変換したベトナム

だからこそワタクシもこうしてノービザで気軽に旅ができるのですが、ベトナム戦争ベトナムではアメリカ戦争と呼びます)のベトナム側から見た告発はずっとしっかり続けて行こう、という姿勢なのでしょうね。