パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

11月26日 フエ2日目②

午後は川を超えて戻りドンバ市場に向かいます。

この辺りはまだ旧市街の一角のようですが、ローカルな市場ですので賑やかです。

フランス人のグループがいたのでその後をくっついて市場内を散歩します。



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飲み物を売っている店で少し休憩します。FUDAビールはフエ地方の特産のビールだそうです。

店のおばちゃんは英語はハローしか話せません。

ワタクシがビールを飲みながら周りを見ていると、ハローと言ってコーラの瓶を指差します。

コーラを飲まないかい?ということですね。こちらも首を振って断ります。

しばらくハロー、指差し、首振りの不思議な会話が繰り返されます。

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隣のテーブルでは女性陣が談笑しながらご飯を食べています。アジアの女性はほんとに逞しいですね。

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市場で逞しいお姉様方に元気を貰ったあと、新市街に戻り少し宿で休憩してから夕方にまた散歩に出ます。

ゲストハウス街のカフェでお茶を飲んでいると目の前に寝台バスが通ります。

もう暗くなりかける時間ですから、これからどこか遠い街へ出発するのでしょうか…。

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夕食はガイドブックに載っていた「子供の家 」という変わった名前のお店に行きました。

この店はフエ在住20年の日本人A氏が主宰するNGOが経営する店です。


A氏は売春婦かヤクザの手下になるしか生きる道のなかったストリートチルドレンを引取り、集団生活をさせながら技術や教育を与え、自立させる取り組みを20年まえから続けているのでした。

この店も子供達が自立手段を身に付けるための施設の一つとして開いたそうです。

まだ集団生活をしている子が料理を作っているかと思うと、すでに自分でアパートを借りて暮らせるまで自立した子もお店にいました。

ロンリープラネットという欧米人に圧倒的に人気のあるガイドブックに掲載されたことから客の大半はまだ欧米人ですが、最近は地球の歩き方に掲載されたことからワタクシのようにそれを見て訪れる日本人も増えてきているそうです。


店に入り席に着くとA氏が挨拶に来られ、上記のようなお店や取り組みの経緯を30分くらい説明してくれました。


ここでたくさん飲食すればそれだけ子供たちの自立支援に協力することになるわけではありますね。



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そこでまずは支援のために?日本酒を熱燗でいただきます。


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子供達のためにコロッケなんぞもいただかなければなりません。

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画像は容量の関係で掲載してませんが、ナスの揚げびたしやこの店でしか飲めないFUDAの生ビールは最大支援になったでしょうか。


隣席に日本人が来たので話に花が咲きます。この方は仕事でフエに来た方でした。

A氏に勧められて店の壁の寄せ書きに二人とも寄稿させてもらいました。


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A氏のような日本人が遠い異国で子供たちのために頑張ってることにいささか感動させられた夜でした。