パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

11月26日 フエ2日目 ①


フエ2日目です。天気は今ひとつはっきりしません。いつ雨が降るか分かりませんので雨具は必携です。

宿から旧市街にある王宮に行くには、チャンティエン橋を渡ってフォーン川を越えていかねばなりません。


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さらに小さな川を越えさらに門をくぐると旧市街に入ります。


旧市街の王宮の周辺はホーチミンと同じ国とは思えないくらい、辺りを静謐が支配しています。

王宮の入り口である午門の向かいの広場にはフラッグタワーがあり、新市街からも見えるランドマークになっています。

ベトナムではあちこちの都市にこうした施設があるようですね。


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城壁に囲まれた王宮のいちばん大きな門である午門は修復中でした。階上に登って見たかったのですが止むを得ません。

入場料は105000 ドン(約530 円)。

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ベトナムの人の姓にグエンというのがかなり多いそうです。

ワタクシが昔に聞いたことのある名前でも グエン・カオ・キ や グエン・バン・チュー という人がいました。

この王宮を支配した王朝も阮(グエン)王朝ですのでもともとは漢字だったのでしょうね。



城内にはいると正面に太和殿がありますが、後回しにして左に曲がり、この門をくぐります。なんだか竜宮城の入り口見たいですね。

この入り口の向こうに阮王朝の菩提寺の顕 臨殿やを世祖廟などが建っています。




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顕臨殿の前には大きな青銅製の鼎が9個置かれていますが、これは各時代の皇帝を象徴するものでした。

入り口で昔の装束を着た楽隊の演奏が始まりました。チャルメラと打楽器だけの簡素な編成ですが、初めて聴くメロディーなので興味深く楽しめました。

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太和殿は王宮内で最も重要な建物です。ベトナムは大昔中国の影響下にあり、王宮は中国の紫禁城を模倣したものですが規模は紫禁城に及ぶべくもありませんね。

内部は撮影禁止ですが、天井の周りに掲げられた中国語で書かれた額が、まるで皇帝の玉座を囲んでいるように見え、中国の影響の大きさが偲ばれます。

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王宮もベトナム戦争で米軍の爆撃に遭い破壊されました。

日本で言えば京都や奈良に匹敵するこの静かな街もアメリカは容赦無く攻撃したんですね。まだ修復・復元されていない建物もかなりあるようです。



一回り王宮内を見学し外に出るともう昼過ぎになっていました。

昼食は道端の屋台でバイン・カインをいただきました。腰のない太いうどんに野菜や練り物などが入ったものです。一杯20000ドン(約100円)。

フエではスプーンだけで食べるようですが食べにくいので箸を頼むと布で拭いてくれました。でもどう見ても雑巾でしたね。

まっ、気にしない気にしない…。


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具の中に(たぶん)血を固めたのが入っていたのですが、これは苦手なので残し、あとは美味しくいただきました。薬味を入れなければ塩味のスープのうどんといところですね。

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