パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

12月1日 ハノイ1日目

いよいよ12月に突入です。10月20日に日本を出て1ヶ月半が経とうとしています。

バンコクに着いた時はまだまだ暑く、マレーシア、シンガポールも暑い中でしたが、ベトナム中部に入ってから天気も悪く気温も少し低くなってきたような気がします。

今日はダナン空港まで戻りハノイに向かいます。

空港まではホテルに頼んで車を手配してもらいました。タクシーではなく自家用車です。

料金は316000ドン。心臓に響くゼロの数ですが、ドルで18$。円換算で1900円くらいです。

宿まで空港まで約50分かかりました。

ダナンの海岸沿いには大きなリゾートホテルがたくさん建てられています。暑いシーズンには欧米人を中心にたくさんの観光客が押し寄せるのでしょうね。

ベトナム戦争サイゴン陥落寸前にアメリカ軍がベトナムから輸送機で逃走する際、対米協力をしたベトナム人がなんとかその飛行機に乗り込もうとしますが、拳銃を構えたむくつけき大男のアメリカ人が必死に縋るベトナム人を殴りつけ、飛行機から蹴落とすシーンを覚えています。あれはサイゴンだったかダナンだったか…。

いずれにしろ身勝手な大国を象徴するシーンでしたね。

ということでハノイ行きは午後4時近くの出発です。

蹴落とされてはたまりませんので早めに搭乗手続きを済ませます。


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ハノイ・ノイバイ空港行きの便は満席に近い感じです。

前の席には多分ベトナム人だと思いますが、無神経の塊みたいなエロガッパとキツネ娘が離陸前からリクライニングシートを倒したままにしています。

CAが何度注意しても知らん顔。結局1時間の飛行中ずっと眠っていてそれ以上の悪さはしなかったのが幸いでした。

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空港からのタクシー移動に関しては、同じ国なのにホーチミンが定額制クーポンが発行されるのに対し、ハノイでは客は定額かメーター制かを選択する、とガイドブックではなっています。

タクシー乗り場に行くと、タクシーの金額が350,000VND と看板に表示らしきものがあります。

つまり定額なら35万ドンという意味のようですが、『選択する』とはどういうことなんだろうか…と考える間も無く運転手が声をかけてきて荷物を運ぼうとします。

こちらもあわてて行き先のホテルのメモを見せて、35万ドンだよ、35万ドンだよ、と看板を指差しながら運転手に向かって大きな声で叫びます。

後で金額を巡って揉めた時武器になるクーポン券もないのでこちらも必死です。

スリーハンドレッド・フィフティ・サウザンド!と舌を噛みそうになりながら必死で繰り返します。


もう辺りは暗くなっています。町の景色が見えない訳ではありませんが、しばらくはタクシーのメーターばかり見ていました。

メーターの上がり方を見ながら金額の増え方を計算し、料金の積算方法の見当をつけているのです。全く我ながら小心さが嫌になりますね。

ノイバイ空港はホテルのあるハノイ旧市街からは30km以上離れていてかなり時間がかります。

メーターもどんどん上がって35万ドンをとっくに越してしまいました。…定額制っていうけどメーターを降ろして走っているということは、どういうことなんだろうなあ…あっ40万ドン超えてしまった…。

…結局メーターとにらめっこしているうちにごちゃごちゃした旧市街のホテルに到着しました。

内心の動揺はおくびにも出さず、おもむろに35万ドンを運転手に渡します。

運転手も愛想良く受け取り何事もなかったかのように去って行きました。何事かあったのはワタクシだけだったんですね。


ホテルでもらった地図の裏を後で見たら
relaiable taxi が3社書いてありました。空港からのタクシーの会社名は忘れましたが、この3社のうちの一つだったんですかね。3社以外は雲助認定ということなんでしょうか。


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初めて訪れたハノイ。とにかく道が狭く、けたたましいクラクションの嵐でした。

ホーチミンに負けず劣らずやかましい、というのが最初の印象です。



夕食がまだですので、ホテルの人に安くて美味しい店を尋ねると、歩いてすぐのところにあるNEWDAYSという店を教えてくれたので早速行ってみました。

狭い道をバイクがひっきりなしで通るのでホーチミンより危険です。


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車道をおっかなびっくり通りながら(歩道がありますが、バイクの駐車場と化してるか店が広げられているのでほとんど歩けません)ようやくNEWDAYSを見つけました。

欧米人の客もたくさんいます。

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落ち着いて食事ができることにホッとしてビールと焼き飯に青菜炒めをいただきます。

ビールはせっかくですからハノイビールという銘柄にしました。全部で11万ドン(約550円)。

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なんだか慌ただしいハノイ1日目でした。