12月22日 コルカタ 6日目
ということで今日も街をぶらぶらします。
以前トルコを旅行したとき、トルコ式にグラスで飲む熱い紅茶が好きになったことがありましたが、コルカタで毎朝この店でチャイを飲むようになってからは甘いインド式の紅茶が好きになってしまいました。
この店では朝の散歩前に目覚めの1杯、散歩の途中ですぐそばで店を開いているS氏と雑談しながらまた1杯、散歩から帰ってくるとさらにまた1杯・・・1日に少なくとも3杯はいただいておりました。
他の店のチャイもいただきましたがこの店のチャイが一番美味しく感じましたね。
ここはいつもお客で混んでいます。
店ともいえないような店構えですが、このおじさんともう一人で交代で作っているようです。
作るところを見ていると、牛乳を沸かしそこに茶葉と砂糖を入れます。
そして傍らでトントン音をさせながら何か作業をしています。
なんだろう?
最初はわからなかったのですが、生姜を器で砕いているのでした。
チャイには隠し味に生姜を入れるんですね・・・。
大きい器が10ルピー、中が6ルピー、一番小さいお猪口サイズの器が4ルピーです。
ガラスのコップもありますが、素焼きの器は飲んだあと道端に捨てます。砕けた器はそのままいつか土に帰るようですね。
小さなポットを持ってきてそこに入れてもらうお客も少なくありません。
サダル・ストリートをヤギの群れが通ります・・・なんで街なかなのにヤギの群れがいるんでしょうね?
ヤギを見るとついカーリー寺院の生贄のヤギを思い出してしまいます。
サダル・ストリート周辺の道にはゴミがたくさん落ちています。
それだけでも汚いのにちょっと歩いていくとご覧の通り豚が居たところとは別にごみ溜めがありました。
・・・たまらんですね。
かと思うと真昼間から道端の浴場?で体を洗っている人がたくさんいます。多分井戸水で冷たい水です。インドとはいえコルカタは冬は結構寒いのですが・・・。
あとでS氏に訊いてみたら誰でもここで体を洗うことができるそうです。もっとも男性しかみかけませんけど。
昼間通りでは大道芸の一家が芸を披露してチップを稼いでいます。
観光客も通行人も立ち止まって長女?の芸に見入ったり写真を撮っています。
芸の良し悪しはよくわかりませんでしたが、長女の厳しい目つきがやけに印象に残りました。
母親?は音楽担当兼掛け声担当です。お客にもチップをくれるよう言っているんでしょうね、きっと。
幼い兄弟もいずれは芸の道に・・・。右側の弟はでんぐり返しの芸を道路で繰り返し披露していました。
小腹がすくと道端の店でカレーの軽食をいただきます。
葉っぱを固めて成型した皿に汁の多いジャガイモの入ったカレーと小麦粉を揚げたチャパティみたいなもので6ルピー (12円)。
散歩のあと「香港飯店」という大層な名前の中華料理屋で遅い昼食。
お酒は置いてない店なので酢豚と御飯にしかたなくコーラを・・・。
これで240ルピー(480円)・・・道端で立ち食いした小皿のような地元の人が食べるローカル食は激安なんですね。