「グランド・ブダペスト・ホテル」を観てきました。
梅雨に入った途端大雨が続きますね。ゲリラ豪雨であちこちで土砂崩れ…これ以上の被災者の発生は勘弁してほしいものです。
そんな雨の中、出かけるのは映画館しかありません?
いつものことですが、どの映画を見るかは映画館での予告編を観て決めています。
この映画のことは、お・も・て・な・し お姉さまの睡眠導入ナレーションに癒された「ネイチャー」の時の予告編を観て「あっ、これ面白そう、観てみたい!」と単純に思って観に来た次第です。
ワタクシ個人としては、昨年の旅で2時間しか滞在しませんでしたが、ブダ・ペストの街並みに再開できるのを楽しみにしていました。
ところが、実際の映画はハンガリーとは全く関係なく、ツヴァイクの作品をモチーフに第二次大戦前の架空の共和国 ズブロフカ(ポーランドのウォッカの名前?)にあった名門ホテルを舞台に、そこのコンジェルジェをめぐる騒動をテーマにしたものでした。
それでもコミカルな部分もあるテンポのよい映画でベルリン映画祭で賞をとったのもうなづける楽しい映画でした。
主演はレイフ・ファインズ という俳優でした。
「シンドラーのリスト」「イングリッシュ・ペイシェント」といった名作に出演したそうですが、ワタクシは初めてお目にかかる俳優でした。
…と思ったら、なんとあのHPシリーズで「名前を言ってはいけないあの人」を演じていた役者だったんですね。
そういわれるとどっかで聞いた声だなあ…とは思っていたのですが…。
歯切れのいい(イギリス英語なので割と聞き取りやすかったです…部分的にですけど…)台詞回しのベテランの役者のようでした。
脇役陣にもF・マーレイ・エイブラハム(「アマデウス」のサリエリ)、エイドリアン・ブロディ(「戦場のピアニスト」)のアカデミー賞俳優のほか、ウィリアム・デフォー(「プラトゥーン」「スパイダーマン」等)、ジェフ・ゴールドブラム(「ジュラシック・パーク」等)、ジュード・ロウ(「シャーロック・ホームズ」等)、ビル・マーレイ(「ゴースト・バスターズ」等)といった豪華なメンバーが顔を揃えています。
なかなかユーモアと機知に富んだ映画でとても楽しめる作品だと思います。
映画を見た後はまた家人の勤務先に近い柏に出張って軽くお酒をいただいてまいりました。
この日は「十四代」があったのでチビリといただきます。
おつまみは鯛の刺身、ナスの一本漬け、五目おから…ヘルシーですね。
カンパチのあら煮はちょっとヘビーだったかも…。
タラの芽の天ぷらもまだまだおいしくいただけました。
ズブロフカ共和国ではこんな美味しいお肴は味わえなかったでしょうなあ…。