パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

2015ベルギー・オランダツアー⑩ 第4日目 デン・ハーグで名画鑑賞

どうも体調が万全でないとパソコンに向かう機会が減ってしまいます。だいぶ足の調子もよくなってきたのでオランダ・ベルギーツアーを続けます。

 デルフトで昼食とデルフト焼きの工場見学を楽しんだ後、バスはデン・ハーグに向かいます。ここも2年ぶりの訪問です。

 デルフトからバスで約30分くらいでデン・ハーグに到着します。

 バスから降りると大きな建物が前方に見えてきました。国際司法裁判所が入っている平和宮です。1913年に完成した建物でアメリカの鉄鋼王カーネギーの寄付によって作られたそうです。


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 外からだけの見学でした。

 画像では見えませんが、入り口前の小さな庭の石造りの灯篭みたいなものの中に平和の火がともされています。24時間、365日灯され、平和を祈っているそうです。

 周りの石畳には世界中の言語で平和という文字が刻まれています。

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 次にバスを降りた場所は国会議事堂や総理府などがあるビネンホフでした。建物は一度ではとても発音できない、ホフフェイファという名前の池のほとりに静かに立っています。とてもきれいな場所で記念写真の絶景ポイントのひとつです。


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 中庭では政府のお偉いさんが来るため、サーベルを持った騎馬警察官が儀式のリハーサルをしていました。国会議事堂といってもこじんまりしたもので、リハーサルもわりと緩くやっているようでした。

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 中庭を抜けるあたりでガイドさんからこれから入場する美術館のチケットを渡されました。

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 2年前は改修工事中で閉鎖されていたため、主要な作品は別の場所にある市立美術館で見学することになっていました。したがってこの美術館に入るのは初めてでしたので楽しみにしていました。

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 改修されて間もない内部はこじんまりとしていますが、とてもきれいで整然としていました。

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 ワタクシは入口のこのロッカーが偉く気に入ってしまい、しばらく眺めていたほどでした。

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 この美術館には教科書でも見たことのある、レンブラントの「デュルフ博士の解剖学講義」が展示されています。

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 そしてマウリッツハイス美術館といえば、なんといってもフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が有名ですね。

 2年前にヨーロッパに旅立つ前、彼女は世界巡業に出ていたためデン・ハーグでは会えませんでした。もっともその巡業中に日本に来ていた時に東京都美術館で「マウリッツハイス美術館展」が開催され、彼女との初顔合わせは済ませていました。

 東京では厳重な警戒の中、長蛇の列に並んでやっと鑑賞できましたが、もちろん撮影は禁止でした。

 ところが本家のマウリッツハイスではご覧の通りごく間近で鑑賞できますし、撮影もOKです。東京同様現厳戒態勢の中で鑑賞するものと思い、緊張して入場したのになんだか気が抜けてしまうくらい、あっけらかんと展示されていました。

 そいういえばヨーロッパの美術館はだいたいこんな感じですね。

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 一昨年市立美術館でも鑑賞した「デルフトの眺望」です。フェルメールの絵の中では、「真珠の耳飾りの少女」よりもこちらの方がワタクシは気に入っています。

 彼の作品には風景画が少ないせいでしょうか・・・。

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 真珠の彼女としばらくにらめっこしたあと、バスは最終宿泊地のアムステルダムに向かいます。