パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

ヤンゴン散歩③ シュエダゴン・パヤー

 ヤンゴンの観光スポットの一押しは、なんといってもミャンマー最大の聖地といわれるシュエダゴン・パヤー(仏塔)でしょう。

 宿のあるチャイナ・タウンから歩いていくにはちょっときつい距離にあります。

 路線バスでも行けるようですが、ヤンゴンの路線バスはヤンゴン初心者にはちょっと難易度が高すぎて、どこに連れて行かれるか見当がつかないので、結局タクシーで行くことにしました。


 チャイナタウンから2500K(250円)。時間にして20分ちょっとくらいだったでしょうか・・・。

 朝方と夜の2回訪問しましたが、その都度交渉したタクシーによって微妙に料金が異なります。路線バスだったらずっと安く行けるのでしょうね。

 敬虔な仏教徒が多いヤンゴンでは、タクシーの運転手はシュエダゴン・パヤーの姿が見えてくると、運転中にもかかわらず手を合わせて拝むのでひやりとさせられました。

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 ところでミャンマーの通貨はKyat(チャット:K)ですが、今回は短期間の旅行でしたので、到着時にヤンゴン空港で両替をするつもりでした。

 市内の銀行とあまりレートは変わらないと聞いていたからです。ただし、日本円からチャットに両替してくれるところはあまりないとのことでしたので米ドルを用意して行きました。

 到着後、空港で100ドルを両替すると、121,000Kになりました。米ドルは1ドル=121円で両替しましたので、結局1,000K=100円という大変わかりやすいレートになりました。
 
 硬貨はないようです。チャットは50K(5円)札から10,000K(1,000円)札までは実際に使用しました。

 補助通貨にピャー(1チャット=100ピャー)というのがあるらしいのですが、インフレが進んでしまい、今は実際にこの単位は使われていないようでした。単位の名前の響が面白いのでお目にかかりたかったですね。

 紙質はあまりよくありません。インド同様あまりにボロいと受け取ってくれなかったりします。

 そういうボロッチイ紙幣を図らずも受け取った場合は、他の札に紛らせてできるだけババ抜きのように他人に回してしまうようでした。

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 金色に輝くシュエダゴン・パヤー。ガイドブックによれば、この仏塔の歴史は今から2600年前にさかのぼるそうです。

 言い伝えによれば二人の兄弟の商人がインドで仏陀に出会い、8本の聖髪を貰い受け、紀元前585年にこの地に奉納したのが起源だそうです。

 その後度重なる拡張工事の末、大小合わせて60余りの塔にかこまれた大仏塔になったとか・・・。

 黄金色に輝く大仏塔は見るもまばゆく、いかにもご利益のありそうな感じでした。

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  多分外国人だけだと思いますが、入場料は8000K(800円)。屋台の料理の値段からすると相当な高額であります。

 構内は裸足で歩かなければなりません。

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 一所懸命に祈りをささげ、お経?をあげる人々を見ると宗教ノンポリのワタクシも厳粛な気持ちになりますね。





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 ミャンマーの人にとっては、何日に生まれたかよりも、何曜日に生まれたのかのほうが重要だそうです。

 生まれた曜日によってその人の基本的な性格や、人生、他人との相性が決まると信じられているようです。

 シュエダゴン・パヤーでは曜日ごとに祭壇が決まっています。ちなみにワタクシは計算では火曜日に生まれたようで、せっかくですので火曜日の仏様にお祈りしておきました。


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 シュエダゴン・パヤーの構内には様々な仏様が安置されていますが、これは…たけし軍団のご本尊さまでしょうかね。

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 赤ん坊を抱いた珍しい梵天様がいました。子宝が授かるとして人気があるそうです。

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  こちらは夕方から夜にかけて再度訪問した時の一コマです。

 お疲れの方は仏様の前でリラックスしているようでした。 お坊さんも・・・。


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 何やら仏様の団体様が鎮座まします祠がありました。日本の仏像とはかなり違う様相の仏様たちですね。

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 暗くなるとライトアップされるので黄金色の仏塔がさらに輝きを増すような気がします。

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 大仏塔の上に輝くお月様。

 この光景を見ただけでヤンゴン散歩の目的を達成したような気持ちになりました。

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