パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

ヤンゴン散歩④ 広島の市電がヤンゴンを走ります

 ヤンゴンに出発する少し前、「広島市内を走っていた市電が2月からヤンゴン市内の臨港線で走り始める」というニュースをテレビで放映していました。

 タイミングが合えば乗ってみたいな、とは思っていましたが、運行本数が多くなさそうなのでそれほど期待はしていませんでした。

 実際、ゲストハウスのオーナーに訊くと、自分もニュースは知っていたがまだ乗ったことはない、ということで市民への浸透度はまだこれからのようでした。

 それでもオーナーから停留所の場所を教えてもらい、駄目もとで散歩がてら停留所に歩いていくと・・・ありました。なんだか相当旧式な路面電車が止まっておりました。

 この通りはストランド通りというヤンゴン川沿いの広い通りですが、このチンチン電車は英語ではSTRAND ROAD TRAMと呼ばれているようでした。

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 中に入ってみると乗客がすでに座っていました。

 声をかけて(実際はデジカメを見せてフォト・オーケー?と言っただけ)写真を撮らせてもらうとご覧のとおりにっこり微笑んでくれました。ありがたいですね。


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 車内の掲示は日本で使っていた頃のままのようです。

 実際の料金は片道100Ks(10円)です。なんだか昔に戻ったみたいな値段ですね。

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 広島から来たと報道されていましたが、この車両はもともとは大阪だったんですね。三度目のお勤めということになりますね。

 ニュースで放映されていたのはもう少し新しい型の車両だったようです。複数台が日本から来ているようですね。

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 運転席の表示には赤いマジックで英語で表記が付け加えてありました。

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 車掌さんに100Ks札を払うとこの切符をくれました。なんだか検眼の記号みたいなのがたくさん並んでいるような・・・
 
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 運転中の車内の様子です






 線路の上にトラックが停車していて進めなくなってしまいました。

 トラムのクラクションをしばらく鳴らしていると、どこからか運転手が現れてきてトラックを動かして進むことができました。

 こういうユルさがなんとも楽しいですね。

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