パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

プーリア州散歩行 ⑨高台の白い円形の街

(この記事は1月10日から1月21日までのイタリア旅行の記事です)

1月14日(土)

アルベロベッロの駅から次の目的地ロコロトンドまで電車でひと駅です。

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駅を降り、駅舎を見ると入り口には鍵がかかっています。もう明るい時間なのに…。

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今日は土曜日ですが、FSE線はどこの駅も駅舎は閉鎖されているということなのでしょうか…
 
大きな疑問を持ちながら駅前の道をロコロトンドの旧市街を目指して歩いていきます。歴史地区は高台の上にあるのでなだらかな上り坂を歩いて行きます。
 
道を行く何人かの人に「ヴォレイ・アンダーレ・アル・チェントロ・ストリコ…(キュウシガイ・イキタイ・アルネ…)」と歴史地区への行き方を尋ねながら歩くこと10数分、ようやく歴史地区の入り口の門にたどり着きました。門の前には公園がありました。

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ロコロトンドlocorotondoとは妙な名前ですが、英語でいえば locosite, rotondoroundに相当します。つまり「丸い場所」です。
 
実際、歴史地区の外縁部の建物を上から見ると円形になっており、丘の上に円形のお城のような街があるように見えます。

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   (電車から撮影したロコロトンドの街:線路沿いの余計なものも写ってますm(__)m)


歴史地区に入ると、小さな広場がありました。あとは白い家並みの間を狭い路地が縦横に走っています。新市街も含むと人口は1万2千人くらいですが、歴史地区だけだとおそらくごく少ない人しか住んでいないと思われるような狭さです。

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 まだ午前中の早い時間でしたので狭い路地にも人通りはあまりありませんでした。

リュックを担いだアジア人が軒先を歩いていて不審に思われるのもまずいので、人とすれ違うときは元気にBuongiorno!と挨拶すると挨拶を返してくれるのはマテーラ同様です。
 

しばらく狭い路地の散歩を続けたあと、最初の入り口の門のそばにあった公園に行ってみると高台にあるためそこからの眺めは実にすばらしいものでした。

公園には二つの大戦で戦死した地元の人の墓碑銘がありました。こんな小さな町からも戦争に借り出され非業の死を遂げた人がいたのですね。哀悼の意をささげてきました。

街の外縁に当たる建物の間のとおりをしばらく散歩します。ここからの眺めも実に雄大ですばらしいものでした。
 
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アルベロベッロのホテルの朝食を取らずに出発したので小腹が減ってきました。歴史地区の入り口にあったバールでカプチーノコルネットをいただきます。

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この日の次の目的地のマルティ―ナ・フランカに向かうためロコロトンド駅に戻ります。