パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

プーリア州散歩行 ⑳バーリに戻ってきました。

(この記事は1月10日から1月21日までのイタリア旅行の記事です)

1月19日(木)

今日は最後の宿泊地バーリに移動します。

宿のGiannniさんの車でポリニャーノ・ア・マーレの駅まで送ってもらいます。

駅のホームに切符の自動販売機があるのは昨日着いた時に知っていました。ですが、Giannniさんが別れ際に駅前のタバッキで切符を売っているとわざわざ店を教えてくれたので、せっかくですからお店で切符を買い求めました。

バーリまで2.5ユーロの切符はスーパーのレシートみたいな紙に印刷されていました。数年来ないといろいろと変わってしまうものですね。

ホームに出てから刻印機でバリデーションを完了します。

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バーリ行きの列車はたまたま昨日ポリニャーノ・ア・マーレに到着したのと同じ時刻のものになりました。

イタリアの電気機関車は重厚な感じがしますね。


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今日で3回目の訪問となるバーリはプーリア州の州都、人口は約32万の街です。巡って来た街に比べたらはるかに大都会です。

新市街は整然と碁盤の目状の街区に整備されていますが、アドリア海に面した旧市街は他の旧市街同様狭い路地が縦横に走り、教会はじめ歴史的な建造物がたくさんあります。

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バーリ駅までは約35分で到着。まずは本日宿を目指してアバーテ・ジンマ通りに向かいます。

今回の旅行の最後の宿は

Via Abate Gimmma 82 一泊朝食付き 66ユーロ

宿のある雑居ビルに着いてみると、建物の外観は周囲のビルに比べてもかなり古いことがわかります。

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インターホンを押して宿の人に到着を告げ、入り口のドアを開けてもらい建物の中に入ると、1階のホールは薄暗く、エレベーターもかなり年季の入ったものが設置されていました。なんだか嫌な予感が…

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すぐに宿の女性が出てきくれて1階にある宿の事務所に案内してくれチェックインをしてくれます。事務所は建物の外観からは想像がつかないほどきれいなオフィスになっていて不安も吹き飛び、期待を膨らませてくれます。

案内された2階の部屋は、白を基調としたとてもきれいで広い部屋でした。

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最後の宿がいい宿だとなんだか旅全体の印象が良くなるような気がしますね。

荷物を整理してからいったんシャワーを浴び、散歩に出かけます。

もうこれまでにバーリ観光は十分していたので旧市街をブラブラ散歩したあと、新市街に戻り、バーリ中央駅のすぐそばにある明朝空港に向かう鉄道の駅に寄って時刻表を確認します。

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夕食の買い物をしたあとは部屋に戻って休憩です。

やはり移動しながらの旅で10日目になるとだいぶ疲れがたまってきたようですね。

夕食は部屋でいただきますが、これだけ広くてきれいな宿なのに、なぜかテーブルがないのでスツールの上に食料品を広げて夕食をいただきます。今回の旅ではできるだけ果物も一緒に摂るようにしました。

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翌朝テレビをつけると軍人みたいな人が天気予報をやっていました。

イタリアでは天気の情報は軍の管理下にあるのでしょうかね…。

画像を見るとやはり南イタリアは天気が悪そうですね。

地震のあった中部はまだ雪が降り続いているようです。

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朝食は1階の別の部屋で摂ることになっていました。

階下の部屋に行くと、ここもとてもきれいな食堂になっていました。少しピンボケですが、お許しくださいませ。

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朝食は背中が写っているアントネッラちゃんという若い女性が給仕をしてくれました。彼女も英語が苦手のようでしたので、やむを得ずたどたどしいイタリア語での会話になりました。

名前を聞かれたので日本語の名前を言いましたが、言いにくそうだったので
    ”Giovanni”
と呼んで、と冗談で言うと偶然にも彼女のお兄ちゃんの名前と一緒だとよろこんでいました。

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アントネッラちゃんが淹れてくれたカップチーノとチーズ・ハム・パンの朝食です。彼女のおかげで楽しくいただくことができました。


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