パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

木馬座に行ってきました

世間ではゴールデンウィークを楽しまれていましたが、リタイア組にはあまり関係がありません。普段の毎日が黄金週間みたいなものですからね。
5月3日以外はパートの仕事がありました。

とはいうものの、せっかく空いた一日でしたので、憲法記念日にかねてから一度訪れてみたいと思っていた浅草の木馬座に出かけてきました。

ここはいわゆる浪曲の定席であります。

落語なら末広亭、上野鈴本、浅草演芸ホールなどの寄席の名前がすぐ浮かびますが、浪曲については最近まで木馬座で定期的に公演していることを知りませんでした。

浅草寺のすぐ近くの小さな劇場です。

座席数は120席くらいでしょうか。画像は到着した直後のものですのでガラガラですが、開演の頃には8割がた席が埋まっていました。予想以上の入りでした。公演中は撮影禁止のようでした。

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毎月1日から7日まで公演があります。

演目は8つ。うち一つが講談でした。

子供の頃テレビで浪曲を見た覚えがあります。その頃は浪曲師が何をしゃべっているのか、あるいはうなっているのか全く聞き取れませんでした。

この日の演目の中に有名な「石松代参」がありました。♪旅行けば~♪ですね。

石松が金毘羅さんで代参をすませ、三十石船に乗るあたりでちょうど30分経過。これからあの、有名な「寿司食いねぇ…」のシーンになるときに♪ちょうど時間となりました~♪ということにあいなりました。

一つのお題は大体30分演じられました。講談も同じです。普通の寄席の落語より長い時間ですね。独演会は別として。



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かつての娯楽のメッカ、浅草の劇場といってもなんだか場末感たっぷりで、狭い場内の最後尾でアイスクリームを売っている女性がいました。どこかで見たことがあるなあ、と思ったら一番最初に演じた方でした。

出演した8人のうち男性は一人だけというのも驚きでした。浪曲師も講釈師も女性の方が多いようですね。


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普段なかなかなじみのないものでしたが、楽しめました。

次は講談を聞きにいきますかね。