大阪を散歩してきました ③お笑いを楽しみました
短い大阪の旅の2日目です。
この日の夜は大阪在住の学生時代の友人と食事をする予定になっていました。
まずは朝食です。あいりん地区近隣の中では「高級」と思われるわがホテルにも朝食はついておりません。
職安の周辺を歩いてみるとまだ朝8時前なのにお酒を飲ませる店…店といっていいのか、コーナーというべきなのか…がとにかく2軒開いておりました。
店の中ではあいりん地区の雰囲気丸出しのおじ様が数名すでにいいご機嫌になっているようです。
どうしようかなあ、と思いましたがやはり場違いのワタクシが入るとムードを壊しそうなので遠慮しておきました。
さらに散歩するとあいりん地区の北の端になる道路に面して普通の食堂が開いておりました。
中に入ってみると、ここでも先客が酒盛りをしています。
郷に入っては郷に従え、ということでワタクシも朝刊を読みながら朝食代わりに一杯ひっかけさせていただきました。
ゆっくり朝食を摂った後は「なんば」へ移動します。
せっかく大阪へ来ましたので、一度行ってみたいと思っていたところがあります。
東京でもたまに寄席に行くことがありますが、吉本喜劇はいままで生で見たことはありませんでした。
公演は朝か9時からですが、9時前には春休みということもあってか、家族連れも含めNGKの前は凄い人だかりでした。
窓口で当日券があるか尋ねると「9時からの公演でお一人なら1階で観られます」ということでしたので1階席4700円のチケットを買いました。結構いいお値段ですね。
とはいうものの漫才が7組に吉本新喜劇がありますので相応のお値段ということでしょうか。
ブラックマヨネーズってちゃんと漫才の舞台に立ってたんですね~。
若手の漫才は名前も顔も初めてのコンビばかりでしたが、テンダラーがテンポもよくとても面白く印象に残りました。
それでもこれでもかこれでもかというギャグの連発のおかげで上演時間の45分間笑いっぱなしでした。
大阪のお笑いというのはとにかく笑わせることに徹底していることを直に感じました。そのエネルギッシュな舞台を一日3公演もこなすのもなかなかのものですね。
大笑いしてお腹の皮がよじれたあとは、また地下鉄に乗ります。
大阪の地下鉄駅の中には古い駅のようですが、とても空間が広く美しいものがいくつかありました。東京の駅は便利なのですがなんとなく冷たい感じがするものが多いですね。
一方でホームの椅子の配置がちょっと変わっている駅もあって印象的でした。
大阪の人の方がお話し好きで、電車を待つ間も無駄なくおしゃべりするんでしょうかね。
地下鉄を降りて心斎橋筋をぶらぶらして「浪速そば」でお昼をいただきます。
大阪は本当はうどんの方が人気なのかもしれませんね。だいぶ前に船場の「松葉屋」さんできつねうどんをいただいたことがありますが、今回は行きませんでした。
腹ごなしに道頓堀周辺を徘徊します。
とにかくすごい人出でした。外国人観光客も半端でない数があふれていました。
大阪の都心の外人観光客密度はもしかしたら東京よりも大きいのかも…と思えるほど外国人をたくさん見かけました。
夕方になって鶴橋に向かいます。新今宮、京橋、鶴橋…どうも上品とは無縁な場所ばかりうろついておりますね。
実は友人に大阪らしいお店で食事をしようという話を持ち掛けたところ、彼が案内してくれることになったのが鶴橋駅から10分ほど歩いたこのお店です。
鶴橋といえばコリアンタウンに焼肉ですね。
この「新楽井(あらい)」というお店も焼肉屋ですが、駅から少し離れた住宅街の中にあります。
そのため、店外にもうもうと煙を輩出する訳にいかないそうで、客が立て込んでくると店内は煙が充満し目も開けられない状態に…
いつしかゴーグル持参で来店するお客が増え、今ではお店がゴーグルを貸してくれるようになったということであります。
お肉はとてもボリュームがあって美味しかったです。さすが鶴橋の焼き肉屋さんですね。
部屋に入ると上着は大きなポリ袋に入れて避難させます。臭いが染みつかないようにとのお店のご配慮ですね。
この日はワタクシたちが案内された部屋はお客の数がそれほどでもなかったのですが、隣の部屋はお客が一杯で煙もうもうでした。
mynavinyewsさんからお借りしてきた写真ではこんな感じですが、隣のお部屋はまさにこの状態に近かったです。
久しぶりの学生時代の友人との再会は美味しい焼肉とビールで楽しく過ごすことが出来ました。