パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

香港・マカオ散歩行 16.1月23日(水) ③マカオ散歩開始

ホテルの部屋で荷物をほどき、いったんシャワーを浴びたあと、散歩に出かけます。

まだマカオの通貨を持っていないので、フロントの女性に両替できる銀行と最寄のスーパーマーケットの場所を教えてもらいました。

銀行はすぐ近くに中国銀行の支店があり、スーパーもその先にある、とのことでした。

外港フェリーターミナルのインフォーメーションカウンターでもらった地図を片手に街歩きを始めます。

確かにすぐ近くに中国銀行がありました。ところが中に入って両替したい旨を伝えると、どういう訳かここでは両替できないといわれてしまいました。

仕方なく、両替できる銀行がどこにあるか尋ねると親切に行き方を教えてくれました。

下の写真の銀行で1万円を両替すると、736.45パタカになりました。

1パタカ=13.6円になります。レートとしては香港ドルより少しいいですが、大した違いではありませんね。

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この銀行名、漢字で見たときは気がつかなかったのですが、ポルトガル語だとBanco Delta Asiaになります。

…思い出しました。

かつて北朝鮮がこの銀行(この支店かどうかは不明ですが、)を使ってマネーロンダリングをしていて騒ぎになった銀行ですね。

 
まだ買い物をしていないのでマカオの物価の感覚はわかりませんが、ホテル代はクレジットカードで払いますので、3日で1万円相当の現金があればたぶん持つでしょう。

懐も温かくなったので、まずは歩いてセナド広場へ向かいます。

以前リスボンを訪れた時、石畳の道や広場の美しさに強い印象を受けていました。

セナド広場もポルトガルの影響を強く受けた美しい広場だと聞いていました。



宿の近くから亜美打利庇盧大馬路というややこしい名前のバス通りを歩いていきます。

既に夕方近くですが、かなりの人通りです。なんとなく嫌な予感が…



そして地図によればセナド広場らしいところへ…   

あの、その…

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広場はものすごい人だかりでした。

しかも、広東語ではなく、大声でまるで喧嘩をしているようなしゃべり方の中国語が広場中に響きわたっています。


これまでも1月の下旬出発の航空券を買い、海外にでかけたことが何度もあります。チケットが安い割にあまり観光客が多くない時期でした。これまでの経験では…。

ですから今回も高をくくっていたのですが…

よく考えたら、ここは中国の支配下、1月下旬と言えば旧正月の直前であることをうかつにも忘れていました。

香港でも「何で正月飾りが今頃まで残っているのかな?」と思っていましたが、セナド広場に立ってみて大きな勘違いをしていたのにようやく気が付いたのでした。


広場の前の西洋風の建物もこの有様です。

今年は猪年ですし、中国では猪=豚は金萬のイメージがあるおめでたい動物ではありますが

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ポルトガルの風情を楽しもうと思っていたら、ご覧のとおり広場や周辺の建物はすっかり中華風オメデタイ新年装飾で真っ赤っかのあり様でした。

ポルトガル名産の青いタイル装飾で有名な民政総署も…

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ま、これはこれで良いですけどね。

それにしてもすごい数の観光客でした。
 
続いてマカオの代表的な史跡である聖ポール天主堂に歩いて向かいます。

 天守堂に向かう少し坂道になったさほど広くない参道みたいな道がめちゃくちゃに混雑していました。

参道を埋めた観光客の大半が大陸から来たと思われる中国人なのでみんな元気のよいこと。

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朝の新宿駅のホーム並みに混雑した道をしばらく進むとようやくセント・ポール天主堂跡のある広場に出てきました。

が…天堂前の階段も人で溢れ返っていました。

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天主堂のファサードも真っ赤なリボンでも飾られているのでは…と心配しましたが、幸い杞憂に終わりました。

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天主堂の方から参道を見下ろしてもまだまだかなりの人がこちらへむかってきます。

とてもゆっくり見る雰囲気ではありません。

幸い宿から近そうなので明日の朝にでももう一度来ることにしました。

香港で朝食を摂った以外はこれまで水しか飲んでいないのでさすがに空腹を感じてきました。

ただ夕方の中途半端な時間なので、天主堂のですぐそばの店では魚のすり身を団子みたいな形にしたものを1串いただき少しほっとします。

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カレー味のなかなか美味しい小吃でした。

これで15パタカ(約204円)。マカオも庶民的な食べ物は安そうです。

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ホテルへぶらぶら帰る途中の道で、ポルトガル人のやっているカフェがありました。

中をのぞいてみると洋風のカフェのようでした。ワインを飲めるか尋ねるとOK、ということなの休憩がてら赤ワインをいただきました。

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マカオの観光客の多さは予想外でしたが、しばらく中心街を歩いてみて地図で見ていた街の広さが、自分でも歩いて回れそうなものであることが実感できてきました。