太極拳2段に合格しました
昨年末に太極拳2段検定の2次試験を受けました。
ニュージーランドから帰ってきた翌日に、ご指導いただいている先生から「連盟から2段検定合格の連絡があった」とのメールをいただき、やっとのことで2段になれたことが分かりました。
37年勤務した会社の定年退職を迎えるにあたって、ふと考えると自分が住んでいるマンションには誰一人知り合いがいないことに愕然としました。
何かマンション内での人間関係づくりをしなければ引きこもり老人になってしまう、と思って加入した太極拳サークルでした。
太極拳のことはよく知りませんでしたが、年配の方がたくさんやっているようなのできっとチョロいもんだろう、と高を括っていたのが正直なところです。
定年になってすぐ、ヨーロッパやアジアに長期間旅行したり、足を骨折したりして最初のころはなかなか十分な練習ができませんでしたが、だんだん練習量が増えるにつれ、そんな簡単なものではなく、思っていたより太極拳がむづかしく、奥深いことがわかってきました。
練習を重ねるうちに、ご指導いただいている先生から試験を受けて資格を取ることを勧められました。
最初は5級から検定を受け始め、2017年に初段に合格できました。2018年はマンションの理事会業務が多忙で受験することができませんでした。
2019年になって理事は退任したのですが、後任者の支援で相当の時間を取られるなかでしたが、7月に1次試験の32式太極剣の検定に合格。12月に2次試験の24式太極拳の検定を受けました。
12月の検定は1日目が講師による事前実技講習があり、そこで技術的な問題があれば指導を受けて修正します。2日目に検定試験が行われました。
検定試験は6人が一組になって24式太極拳を試験官の前でそれぞれ行います。検定のポイントがいくつかあって、5人の試験官が合格基準を満たしているかどうかチェックしています。
学校に入って以来、いろんな試験を受けてきましたが、やはり試験となると緊張してしまうものですね。
太極拳では一つ一つの動作をゆっくりと的確に行い、緩むところはしっかり緩むことを指導されます。これがわかったようでよくわからない、なかなか難しいところなのですが…。
1日目の最後に検定本番と同じスタイルで6人が一組になってリハーサルが行われます。この時はゆっくりを意識して行いましたので、終わるのに約8分30秒かかりました。
ところが検定本番になると緊張のせいか少しテンポが速くなり、8分くらいで終わったようでした。
1日目の練習で講師から修正するよう指摘されたところはうまく修正できていた、という自覚はあったものの、検定結果が判明するのは年明けの1月半ば頃と言われていましたので、指導いただいている先生から連絡があったときはさすがにホッとしました。
正式な合格証は後日、日本武術太極拳連盟から送られてくる、とのことでした。
これからもブログ同様にゆるゆると続けていきたいものですね。