パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

2020年ニュージーランド散歩行  1.1月4日(土)成田出発

1月4日(土)成田空港を出発してニュージーランドへ向かいます。

今回の旅はニュージーランド北島のロトルアに3泊、オークランドに2泊、機中泊1泊の全部で6泊7日の短い旅です。海外旅行嫌いの看守長はそれでも長いとご不満のようでした。もともと本人がホビット村なら行ってもいい、と言い出したのがきっかけの旅行なんですけどね。

 

一人旅のときは飛行機、ホテル、現地の移動等を全部自分で手配し、ハラハラドキドキしながら旅をします。

しかしながら看守長と一緒の時にそんなことをしたら、模範囚であってもただちに拘束衣を着せられ独房にたたきこまれますので、自宅から一番近い場所にある日本旅行のお店でツアーを申し込んでいました。成田空港1泊バルセロナ観光付きの旅の時にもお世話になった旅行会社です。

 

ツアーといっても日本から添乗員さんが連れて行ってくれるタイプではなく、空港での乗り継ぎ、ホテルの送迎などを現地のスタッフが手伝ってくれるタイプのもので、半ば個人旅行に近いものでした。

 

成田出発便のニュージーランド空港は1月4日(土)18時30分発です。もちろんワーキングクラスであります。

2時間前に成田空港第1ターミナル南ウイングの出発ロビーの日本旅行のカウンターでe-チケットを受け取ることとになっていました。

このツアーではグローバルwifiルーターとポケトークが無料でついてくるので少し早めに成田空港第1ターミナルに行って受け取ります。

 

wifiルーターは重宝しましたが、ポケトークはずいぶん便利なようですが、結局使いませんでした。一人旅でもっと現地の言葉で会話せざるを得ない状況なら使ったかもしれませんね。

 

指定された日本旅行のカウンターに行くと、e-チケット受取予定時間には早かったので、まだ係員が来ていませんでした。

 

ニュージーランド航空のカウンターにはすでに長蛇の列ができています。

最初はこの列に並んでチェックインをして荷物を預けるのかなと思いましたが、しばらく様子を見ていると並んでいる人は既に自動チェックイン機でチェックインと搭乗券・バゲージタグの取り出しを終えた乗客が、荷物を預けるために並んでいることがわかりました。

つまり、チェックインは自分でやらなければならない、とういことですね。

 日本旅行のカウンターに係員の方が来たので、e-チケットを受け取り、すぐそばに並んでいる自動チェックイン機のうちの1台でパスポートをスキャンし、搭乗券とバゲージのタグを取り出します。

実はこうした機械でチェックインをするのは初めての経験で、日本旅行の係員が来てe-チケットを受けとってからでないと自動チェックイン機で手続きできないのかと思っていました。

実際には旅行会社からe-チケットを受け取る前でもパスポートをスキャンするだけで機械でチェックイン手続きできたのですね。

これまでの経験から航空会社のカウンターでチェックインするとばかり思いこんでいたので、事前に日本旅行に確認していませんでした。

昨年は2回海外旅行をしましたが、両方ともLCCを使い、第3ターミナルで搭乗手続きをしたため、第1ターミナルでの搭乗手続き方法がこんな風に変わっているのを知らなかったからです。

 

海外を往復するのにこれまで数十回空港でチェックイン手続きをしていますが、一度として同じ状況がなく、毎回いろんなことがあるもんですね。

 

出発日を1月4日にした理由は、11日に会議があるため逆算して1月4日にしたためです。4日なら海外から日本に帰ってくる乗客は多いものの、海外へ出発する乗客はそれほど多くはないのでは、と高をくくっていました。

 

ところが出発ロビーは思いの外の混雑で、チェックイン後の出国手続きの列はかなりの長さになっていました。

そこでワタクシたちもニュージーランド空港のカウンターで荷物をドロップオフしたあとすぐに出国手続きに向かいました。

 

余談ですがニュージーランド空港のカウンターではチェックイン手続きを済ませないまま並んでいた乗客もいるようで、カウンターのそばの機械であわててチェックイン手続きをしているのを何人か見かけました。

 

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手荷物のX線検査を受けたあと出国手続きに向かいます。

出国手続きもかつてのように係官が一人ひとりチェックすることはなくなったんですね。

昨年の第3ターミナルではまだパスポートに係官が出国のスタンプを押してくれましたが、今回はパスポートをスキャンしたあとカメラに向かって顔認証を受けるだけでおしまいです。

データーは全部パスポートのICチップに記録されるだけでパスポートを見ても何も押されず、書いてもありません。

なんだか寂しいですね。

 

離陸後水平飛行に移るとすぐ機内食が出されるようですので、搭乗前は軽くビールとツマミをとるだけで出発を待ちます。

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モニターを見ると、ニュージーランド航空NZ99便は18時30分出発予定でしたが、どういうわけか出発時刻が早まり18時20分になっていました。

 

搭乗券をよく見ると、左側3人掛けの席のうち看守長が窓側、模範囚は真ん中の座席に指定されていました。

 

空席があれば機械で変更は可能みたいですが、実は自分で機械でチェックインをしたのは初めての経験だったので、2人が並びの席であることは確認していたものの、通路側の席ではないことにうっかり気がつきませんでした。

 

普段一人旅をするときは何度も手洗いに立つので座席は必ず通路側を取るようにしています。

そこでバルセロナからの帰国便で経験がありますが、搭乗してから通路側の席に来た人と交渉して席の交換をお願いしてみることにしました。

座席に着いてしばらくすると通路側の席にやって来たのはニュージーランド人の若い男性でした。日本人なら交渉が楽だなと思っていたのですが…。やむなく英語で事情を説明して席の交換をお願いしてみると快くOKしてくれ、無事通路側の席を確保することができました。ようやくこれで安心してオークランド空港に向かうことができます。

 

あとは離陸を待つだけでしたが、せっかく出発予定時刻が早まったのに最終的には離陸の順番待ちの時間が長く、19時45分にTake off となりました。

 

看守長は初めてのニュージーランドですが、ワタクシは1993年に一度行ったことがあります。この時も成田空港を夜に出発しました。

この頃は企業内労働組合の専従役員をしていました。福利厚生活動の一環として組合主催の海外旅行が毎年行われ、この年はニュージーランド旅行になりました。

そのツアーに、旅行会社の添乗員さんとは別に組合の代表としてワタクシが添乗したのでした。したがって参加者は当然ツアー代金を支払いますが、ワタクシは仕事ですのでツアー代金は無料の上、出張扱いになるので日当が支給されるという、なんだか他の参加者には申し訳ない条件での参加でした。

それはさておき、その時は夜の飛行中、旅行会社の添乗員さんが気を利かしてくれて免税店でお酒を買ってきてワタクシに勧めるのでずっとお酒ばかり飲んでいた記憶があります。

 今回はお酒をがぶ飲みすることはなく、最初は日本で見逃していた「新聞記者」などの映画を見ていましたが、そのうちうつらうつらするうちに現地時間1月5日(日)の午前9時15分頃に無事オークランド空港に到着しました。            

機内食は2回出ましたが、まあ、ワーキングクラスはこんなものでしょう。

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1回目は画像がうまく取れなかったので2回目の朝食だけアップしました。