パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

Napoliを見て死ね

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後悔するのも嫌なのでナポリを3度散歩してきました。ナポリの旧市街、とくにスパッカ・ナポリというあたりは一番ナポリらしいエリアです。M・マストロヤンニとS・ローレンが共演した「昨日・今日・明日」(古いね!)という映画の舞台のひとつがこのあたりでしょうか。

治安もよくないとしてナポリ市街地の観光はバスから見るだけというパッケージ・ツアーも多いようです。実際には要所に警官もいて観光客の安全はそれなりに配慮されているのですが、カモッラはじめ裏社会の人間が多いのも事実のようです。

ナポリの港=サンタルチア港にでると眼前にヴェスヴィオ火山が見えます。鹿児島湾に浮かぶ桜島の風景を「東洋のナポリ」ということもありますが、たしかによく似た風景ですね。

ナポリを拠点にするとソレントやアマルフィ海岸も日帰りで観光できます。ヴェスビオ火山のふもとのポンペイもすぐ近くです。始めて行ったときは日没近くだったので入場できず、翌朝で直したこともありました。

ポンペイ遺跡には2000年前の町並みが道路のわだちのあとまでそっくりそのまま残っています。晴天の日にはとても美しいヴェスビオ火山のせいでこんな廃墟になってしまったかと思うと感無量ですね。火山灰に埋め固められた人間や動物の体が腐敗して消滅し、できた空洞に石膏を流すと死んだときのままの状態が再現されます。爪や歯の形までくっきりしているので最初は石膏の中に人間がいるのかと勘違いするほどでした。できれば半日くらいかけてゆっくりと見学することをお勧めします。