パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

2020年ニュージーランド散歩行   4. 1月5日(日)③マオリショーとハンギ料理

ホテルのチェックインが終わり、現地ガイドさんを送り出したあとはシャワーを浴びるなど一休みします。

 

しばらくした後、水を買いに近くの小さなコンビニに行きます。Holiday Innはロトルア中心街からは少し距離があり、周りにはガソリンスタンドと併設のこのコンビニ、フェントン通りを挟んで向かい側にゴルフ場がありますが、あとは平屋の住宅があるだけで商店らしきものはほとんどありません。

 

静かでいいのですが、繁華街(といってもロトルアですので大したものではありませんが)に出るには歩くと40分近くかかります。そのためホテルから1時間ごとに市内中心部にあるアイサイトという名前の観光案内センターまでシャトルバスが出ています。

 

 


夕方からは一度昼間にガイドさんに連れて行ってもらった箱根の大涌谷みたいなテ・プイアでマオリのショーとハンギ料理のバイキングの夕食になりました。

 

ガイドさんとの打ち合わせのとおり、バスがホテルに迎えに来ました。

テ・プイアはホリデイ・インからは近いのであちこちのホテルを回って最後に我々をピックアップしに来た為、大型バスはほぼ満席でした。

日本人は私たちだけのようで、あとは韓国人団体と欧米人のツーリストでした。もちろん運転手も地元の人です。

 

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 テ・プイアの入り口でバスを降り、受付で明るく担当の方に「キアラ~!」と挨拶し、昼間ガイドさんからもらった入場券を見せて名前を告げると、リストでチェックしてから入場券に28の数字が書き込まれました。

これが夕食時のテーブルの番号になります。

 

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マオリ語ではKia Oraが万能の挨拶。地元の人は「キア・オラ~!」または「キアラ~!」と発音します。

こんにちは、ありがとう、など様々な意味に用いられるそうです。マオリ系の多いロトルアでは、どこのお店に入るときもこの言葉を掛けられたり、こちらも掛けたりでした。

 

受付を済ませると大きな建物でしばらくお客が集まるまで待機します。

 

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左隅の女性がお客が集まるまでギターを奏でながら歌を歌っていました。全然聞き取れなかったのできっとマオリ語の歌なのでしょう。

マオリ族は文字を持たず、すべて口承で伝わっているそうですので、歌も大事なコミュニケーションのの手段なのでしょうね。

 

お客が揃ったところでやはりマオリ系とみられる男性の司会でガイダンスが始まります。いきなり「ハリー・ポッターの里へようこそ!」と大ぼけをかましましたが、あとはなかなか癖のある英語であまりよく聞き取れませんでした。

 

観客は全体で100人くらいはいたのでしょうか。まずは適当に3つの班に分かれてスタッフに先導されてハンギ料理を作っているところを見学します。

ハンギ料理はマオリの伝統料理。肉や野菜、クマラと呼ばれるサツマイモの一種などを地熱の蒸気を利用して蒸し焼きにする料理です。

 

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調理場を見た後は、昼間も見学した広場に出て集会所の前に並びます。

ここでマオリの儀式が行われるのを見学します。

時刻はもう8時近いのですが、この季節は午後9時近くならないと暗くなりません。

 

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儀式が終わると神聖な集会所に観光客も入場を許され、ゾロゾロと集会場に入って席につきます。

マオリのショーは踊りや力強い歌が素晴らしく、人気になった「ハカ」も披露してくれました。

 最後は観客も交じってマオリ語の歌をマネしながら楽しくショーは終わります。

 

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ショーを楽しんだ後は夕食です。別の会場に移動し、入場券に書かれた番号の席に座ります。テーブルは長方形の長テーブルで10人以上の観客が一緒に座ります。


メニューはハンギ料理を中心にしたブッフェ形式のもので、昼に空港で軽食しかとらなかったので看守長が空腹を訴えたため模範囚もついつい食べすぎてしまいました。

看守長は最初は蒸し肉と蒸し野菜しか出ないのか、と思っていたようでそれ以外のメニューもあると知ると急に食欲が増進したようです。

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これがハンギ料理ですね。手前左の小さな芋がクマラです。食べるとサツマイモの味がしました。初めての接する調理法でしたがお味はまずまずというところでしょうか。

 

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 こちらは普通のメニューですね。

 

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ツアー料金には含まれていないグラスワインを注文しました。ニュージーランドで飲む最初のワインですね。

画像は取り忘れてしまいましたが、白ワインではシャルドネ1杯11.5NZ$を2杯、赤ワインは11.5NZ$と12.0NZ$でした。今回の平均レートは1NZ$=75.205円でしたのでグラス1杯が約865円から約902円というところですね。

 

ロトルアの空港でも感じましたが、意外にニュージーランドの物価は高いね、という感じがここでもしました。

 


さて、ショーも料理の案内も全て英語でしたが、聞きなれないマオリの人達の早口の英語はなかなか手強く、聞き取れない処がたくさんありました。またまだ修行が足りませんね。