ロンドン散歩行 30 ソーホー散策
ロンドン最後の夕べはどこを散歩しようか・・・。候補はいろいろありましたが、まだゆっくり散歩していない、いわゆるソーホー周辺をほっつき歩こうと思い立ちました。
so-ho とは妙ちくりんな名前だなあ、と前から思っていました。
ガイドブックによると、「このあたりが大昔は狩猟場で獲物を見つけたときの合図として"so-ho” と大声でどなるのが良く聞かれたことから由来している」とありました。今はロンドンの中心地を占めるこのエリアが昔はのどかな草地だったというのもなかなか想像できませんね。
さて、チャリング・クロス・ロードとオックスフォード・ストリートが交差する交差点のすぐそばにソーホースクェアという小さな公園みたいな空地がありました。まだ暗くなり始める前でしたので、公園でのんびり休憩しようとビールを買って公園の木の下に座り込みます。
周りにも同じように芝生に座って談笑する人がたくさんいました。なかにはどこで買ったのか稲荷寿司をつまんでいるグループも・・・。もちろん日本人ではありません。
しばらく休憩したあと、パブやら劇場のあるあたりをふらふら散歩します。時間はもう午後6時を過ぎていますが暗くなるにはしばらくかかりそうです。
この辺りにクラシックな外観がなかなか興味をそそるパブがありました。その名前も“The Three Greyhounds”
そのパブの外周でこんな光景を見つけました・・・。
最初は店の前で本を読むなんて、この人はいったい何をやっているのかなあ、と思ったのですが、窓の桟の上に、ビールのはいったグラスをちょこんと置いてあるのを見て思わず感動してしまいました。
これぞ「究極の立ち飲み」というところでしょうか。
この人の後姿を見て、ロンドン最後の夕食はこのパブで摂ることに決めました。