パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

香港散歩行 8 春秧街散策

 ビクトリア・ピークから地上に降りた後は、いったん15番Cのバスで中還に戻り、地下鉄で東に向かいます。地下鉄中還駅から5駅目の炮台山駅で下車し、地上に出て今度は北角行きのトラムに乗り換えます。
 
 中還からトラムに乗っていってもかまわないのですが、日中は渋交通滞のためトラムでは目的地に着くまで時間がかかるので、途中までは時間の計算できる地下鉄にしたわけです。
 
 なぜわざわざのろいトラムに乗り換えるかというと・・・
 
 次の目的地が北角(ノース・ポイント)にある春秧街(チョンヨンガイ)だからです。
 
 
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 北角方面行きのトラムは便数が少ないので、停留所で何本か他の行き先のトラムをやり過ごしたあと、やっときた北角行きに乗り込みます。
 
 2階の前の座席を目指しましたが、すでに欧米人の観光客が席を占拠しておりました。
 
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 春秧街に行くのにわざわざトラムに乗っていく理由は、この通りにある狭い商店街にトラムが乗り入れており、混雑する商店街(街市)とトラムの取り合わせがいかにも香港らしい風情をかもし出しているからなのです。
 
 トラムは広い英皇道(キングス・ロード)をとろとろ進むとゆっくりと左折し、さらに右に曲がる角で停まってしまいます。終点と勘違いしたのか、欧米人の観光客は降りてしまいました。
 しかし、ここでトラムを降りてしまうと面白みは半減します。ここが春秧街の入り口なのです。このままゆっくりと商店街を抜けるトラムに乗って、上から商店街を眺めるのもまた楽しみなのです。
 
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 昔はトラムの線路のまわりにもっとびっしりと露店がひしめきあっていたそうで、ソロリソロリとトラムが進んでいったようです。今は露店の数はそうありませんが、それでも軒先をかするようにトラムがゆっくりと進んでいきます。
 
  商店街を抜け左折するとそこが北角の終点停留所となります。
 
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 いったん終点でトラムを降り、商店街に戻って散策します。
 
 通りの片側の商店には肉屋が多く、さらに魚や食品を売る店がたくさんならんでいます。日本の肉屋さんと比較すると品揃え・展示の仕方がずいぶん迫力がありますね。陳列ケースや冷蔵庫に入れるという発想はないのでしょうか。その日のうちに全部売り切れるのかなあ、などと余計な心配をしてしまいます。
 
 
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 ワクワクしながらお店の前を散歩していると、またトラムがやってきました。ゆっくりゆっくりと進んでいきます。
 
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 店舗の上はアパートになっています。大きなアパートの一階部分が商店街になっているということですね。
 
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 狭い通りの反対側は衣料品や日用雑貨を売る店が並んでいます。
 
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 そのうちのある店でビニール(?)製のバッグをひとつ10HK$(10年前は6HK$だったのに)で買いました。ワタクシはこのバッグを「華僑バッグ」と呼んでおりますが、香港では良く見かける簡易ですが破れにくいバッグです。自宅では洗濯ものを入れて持ち運ぶのに使っております。
 日本ではホームレスの人がよく使っているようですね^^ゞ
  
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