パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

2006年1月6日(木)① 小牧空港から出発

      (この旅日記は2006年1月にバンコクを一人旅したときのものです)
 
   今朝はこの冬一番の寒さである。昨夜は名鉄清水駅前の「ちんや」で飲食。
午前5時起床。この時期のバンコクは乾季にあたり、1年の中では比較的涼しいそうだが、それでも最高気温は30度を超える。インド洋大津波の対策のために、米国のパウエル国務長官や日本の町村外務大臣など世界の主要人物が被災国を訪問しているので、バンコクの映像も頻繁にテレビに出てくる。それを見ると街の人々の服装はやはり半袖姿が多い。熱帯なのだ。日本の最低気温とバンコクの最高気温の差は30度近くになる。
 
 なるべく軽装で行きたいので、何を着ていこうか考えていた。日本の気候に合わせてコートだの厚着をしていったら、到着したとたんに暑いし、荷物にもなる。かといってバンコクの気温に合わせた服装だと小牧空港に着く前に風邪を引きそうだ。
 
  家族でシドニーに行ったときは逆に日本が夏で、シドニーが冬だった。大きいカバンを借りていったので、何を持っていくかなど特に心配しなくて済んだ。今回はできるだけ軽装で・・・できれば健保からもらった小さなリュックひとつに華僑バッグを入れ・・・と思っていたが、やはり難しそうだ。
 
 結局、出発時の服装はGパン・パンツ・パッチ・半袖下着・長袖下着の重ね着・カシミヤのセーター・ユニクロのジャージみたいな上着・マフラー・毛糸の帽子・軍手という分厚くはないが、暖房重視・見た目軽視の服装となった。荷物はイタリアに持っていったホーキングの少し大きめのリュックに入れて持って行くことにした。そこに夏物の衣料・雑貨を入れていった。
 
 7日にはマンハッタン・ホテルに朝6時半に迎えが来るバスツアーを申し込んでいるので、目覚まし時計が必要である。カメラもどうしようか。
 
 思案の結果、携帯電話があれば通話はできなくとも両方の機能を何とかクリアできるので持って行くことにした。ただし電圧が違うので充電器が使えない。東急ハンズで変圧器を物色したが結構な値段である。また、知人の弟が中越地震のときに「意外に役に立った」と語っていた中日新聞の記事を思い出し、手動の充電器も見たが、これもやはりいい値段である。写真を撮影すると電池の消耗も早いので何らかの対策がないと結局役立たずになってしまい、持っていっても意味がない。
 
 そうこうしているうちにアパート隣のセブンイレブンで電池を使う簡易な充電器を安価で売っているのを見つけ、それにすることにした。これで急場はしのげるだろう。
 
 午前6時10分、朝食は空港で摂ることにして出発。サークルKで朝刊とペットボトルのお茶を買う。天気予報どおり今朝は一段と寒い。しかし完全武装しているのでなんとか凌げる寒さではある。まだ外は暗く、歩いていてもさびしい限りである。だが、空港線に出るとさすがに幹線道路だけに車の往来は激しい。
 
 アパートから黒川の停留所まで歩いていくが、思ったより時間がかかり、当初予定していた午前6時 45分黒川停留所発の空港バスには間に合わず、次の午前7時10分発のバスに乗り込む。
 
 何組かの客がバスを待っていて、大きな旅行鞄をバスに積み込むカップルもいる。正月をはずしたのでそんなに海外旅行客はいないのでは、と思っていたがどうなのだろうか。もっともこのバスに乗る乗客がみな海外旅行に行くわけではないのだろうが。
 
 朝早く、また栄方面とは反対なので道も混雑はない。それでも約25分かかって空港到着。国際線ターミナルで下車。成田空港や鳥取から行く関西空港に比べればとてつもなく近い。だが、2月には新空港が常滑沖に開港するので、今よりは少し遠くなる。
 
 バスを降り停留所の前のドアから入って、すぐエスカレーターに乗って国際線出発ロビーに出る。
 ロビーは予想よりも人が多い。夏に家族でイタリアへ行った時の成田空港のようにごった返すことはないが、それでも小さい空港の割には人が多い。
 到着したのは午前8時少し前。HISからは午前8時半にロビー北側のコーナーに集合し、チケットを渡すといわれていた。そこへ行ってみるとすでにHISの小さなブースに係員がいて、チケットを渡しているようだ。 
 ヴァウチャーを見せるとチケットを渡してくれた。受領証に署名する。HISのツアーはたくさんあり、出発時間も早いのから遅いのまであるので、事実上早くからチケットの受け渡しをはじめているのだ。見ると係の女性の手元には束になったチケットがあった。
  
 
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 チェックインは8時半からだという。教えられたエコノミークラスのチェックイン・カウンターに向かう。預ける荷物がないので、セキュリティ・チェックの横をすりぬけエコノミークラスのカウンターへ。
 
 小生の搭乗便はタイ航空 TG645便 午前10時30分発のバンコク行き直行便である。この便は日本航空との共同運航便である。カウンターにはまだ乗客はおらず、日航の女性職員がなにやら機械を操作している。チェックインできるか尋ねると、やはり8時半からだという。
 
 いったんチェックイン・カウンターのエリアから出て周囲をぶらつく。トイレで武装解除し、パッチと長袖下着を脱ぐ。空港内は暖かいのでこれで充分である。
 
 お正月を過ぎているのに結構な人出である。パッケージ・ツアーらしき客も多いが、一方で個人でカウンターの列に並んでいる人も多い。やはり個人旅行客が増えているのだろう。
 
 出国手続きの列を見るとこちらも相当な列である。あとでチェックイン・カウンターの女性に教えてもらったことだが、この時間帯は、このあと2時間前後で出発する便が多く、いちばんカウンターが混雑する時間なのだそうだ。 
 
 そうこうしているうちに先ほどのカウンターに並ぶ人がいた。そこでまだ8時半にはなっていないが、再びカウンター前に並ぶ。日航の係員は引き続き端末操作をしていたが、定刻前にチェックインを開始した。いつも通り通路側の席を確保。リコンファームが不要であることを再確認し、チェックイン終了。