パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

2006年1月9日④ 黄金仏と散髪

         ( この旅日記は2006年1月にバンコクを一人旅したときのものです )
 
 チャイナタウンの入口にある楼牌の方向へ進むと昨日も随分派手な寺院らしきものだな、と思ったところがあったが、地図でみるとどうやらここが目的地らしい。
 
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(自宅に送った絵葉書の写真です)
 
 敷地に進んでみると英語で表示があったので間違いがないことがわかった。ただ、思っていたより建物は小さく、階段であがったごく小さな堂なのだ。
 
 入場券を買い階段をあがると沢山の人。靴を脱いで御堂に入ると黄金色に輝く仏像が鎮座していた。それほど大きくはないが見事なものである。この仏像は漆喰で覆われていた仏像で、寺も周囲も特に重要なものと考えていなかったとのこと。あるとき建物の修復のために移動しようとしたとき、予想以上に重いことと、傷がついたとき漆喰の下から黄金の輝きが発見され大騒ぎになり、黄金仏であることがわかったという。数奇な運命をたどった仏様であるらしい。顔はのっぺりしていてまるでロボットのようだが、じっとみているとやはり神々しく感じてくるから不思議である。
 
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          (左の顔の像の下に右の黄金の像が隠れていた・・・)
 
 
 世界中から観光客が来るらしく白人男女がいっぱいいた。中には薄い白いパンツに色の濃いTバックの下着を着けた不届き者の西欧人女性がいて目を楽しませてくれた。合掌。
 
 さて、そろそろ昼食の時間。ここにもフードコートもあるし、土産物も買えるだろうと思い、サヤーム・センターに行ってみた。しかし、フードコートのあるフロアは工事中であり、どうやら改装というよりは別の業種に変更になるようだ。その他の店もみたが、回転寿司スタイルのタイスキ店やラーメン店、日本料理の店、タイ料理の店もあった。値段も比較的高く、どうも今ひとつであった。
 そこで戻ってプローンポーン駅隣のエンポリウムの最上階のフードコートで昼食にすることにした。
 
 バンコクに来てからまだ麺類を食べていなかったので、麺類のコーナーを選んだ。なんか暗い雰囲気の女の子がこのコーナーを担当していた。麺は手打ち風の白い麺とラーメン風の黄色い麺があったのでラーメン風を選ぶ。ドリンクのコーナーでは缶のシン・ビールを買ったがあまり冷えていなかった。
 
 タイでは贅沢をしなければ一日の食費はかなり押さえられそうだ。フードコート然りである。今回は見るだけにしたが、3食を屋台で食べたら命の保障はないが、値段はもっと安いのだろう。
 
 ビールは45バーツ(約120円)、ラーメン35バーツ(約95円)なり。味はまあまあであった。 
 クーポンが20バーツあまったのでちょうど20バーツのココナツ・ジュースを飲もうとした。余り冷たいのはもう沢山なので氷を入れないように売り子に頼むと25バーツだという。結局金が足りないのでジュースをあきらめたものの、ココナツにこだわったのでバナナとココナツのデザートにした。バナナは黒くなっており、ココナツの汁(?)はあたたかい。味はバナナ入りのお汁粉そのものだ。なんとも面妖な味ではある。臭いは若干クモクニマツリ・・・。
 
 それにしても氷はいらない、と言っているのにどうして値段が高くなるのか不思議である。もともと氷が必要不可欠なので、それをはずすからだろうか。それとも衛生上不安な氷をどけるため安心料で高くなるのだろうか。今もって理解ができない。
 
 食後エンポリウムのフロアを散歩。ジム・トンプソンの店があったので、子供たちに土産を、と思って入ってみたが、雑貨やシルクの値段は思っていたよりも高い。ブランド好きの豚児上でもJ.T.は知らないだろうからありがたがらないだろうと思い直し、土産買いは残念ながら中止に。
 
 そのままBTSに乗ってナナ駅まで戻り、ソイのひとつにあった理髪店に入る。海外で散髪するのは南イタリアアマルフィ以来だ。アマルフィでは25000リラ(約2000円)だったが、この店は250バーツ(約680円)だという。しかも店のウインドウにはFrom Manhattan hotel と書いてあるではないか。もともとはホテルの中にあった理髪店なのだろうか。由来はともかく値段が250バーツであることを店員に再確認し、散髪することにした。手順は日本とほぼ同様であり、特別変わったことはなかった。手際もよく気持よかった。左右のもみあげの距離もだいぶ近づいた。