パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

「⑤成田空港一泊ツアー・バルセロナ観光付き」  いろいろありますなあ・・・

(この記事は2018年1月22日から27日のバルセロナ弾丸ツアーの記録です)

1月24日(水)

バルセロナの空港で荷物を取り出し、入国手続きを済ませ外に出ると、予約してあった迎えの車の運転手と落ち合わなけれなりません。

一人旅の時は送迎はつけませんが、今回は看守長も一緒なので、あらかじめ空港からホテルの送迎を予約していました。

22日のフライトがキャンセルされた時点ではJTBから予約日が変更となったため、運転手の都合がつかず、空港の出迎えはキャンセルされてしまいました。

そこで空港からホテルまではタクシーで行くつもりでしたが、その後JTBから「運転手の都合がついたので空港でネームボードを持って出迎えできる」との連絡があったのでした。

幸い到着ロビーで、スーツにネクタイ姿の迎えの運転手さんとすぐ落ち合えることができました。JTBの案内では「現地語しか話せない」と聞いていたのですが、運転手さんは英語も話せ、二人の長旅を慰労してくれました。車はベンツでした。

空港からホテルまでは約30分。バルセロナ空港は市内中心街の西南の方向にありますが、ホテルは市内の東はずれにありますので市内の中心部は通らず、港沿いの道を通って向かいます。

今回は航空券とホテルがセットになった一応ツアーの形を申し込みましたので、予約した時点ではどこのホテルになるかはまだ不明でしたが、しばらくして


というホテルになったことがわかりました。

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数年前に一人旅でバルセロナを徘徊した時はトイレ・シャワーが共同のオスタルに泊まりました。

今回は、それよりはましなホテルのようでした。

でもツアー料金そのものが格安(某くらぶほどではないと思いますが)ですのでホテルにはワタクシは(海外旅行に疎い看守長は知りませんが)特に期待をしておりませんでした。

ホテルに到着し、チェックインも簡単に終わり、3階の部屋に入ります。

まずはシャワーを浴びて、少し休憩してから街に繰り出そうと思っていました。

ところが、シャワーのお湯がでません

JTBが利用するホテルでもこんなところあるの?と思いつついろいろレバーを動かしてみましたが、お湯がちょろちょろしかでません。

しかも洗面台の水道トイレの水もほとんど出ません

こうなると事態は深刻です。

飛行機のキャンセルに続いてホテルのキャンセル…

そんな不吉な言葉が頭に浮かびましたが、とにかくフロントに電話して人をよこしてもらいました。

技能職みたいなおじさんがやってきましたが、この方は英語が全くダメ。お互い身振り手振りで状況を確認しましたが、どうもうまくいかないようです。

結局再度フロントと交渉し、同じ階の部屋に変えてもらいました。

新たな部屋の水の出方も満足なものではありませんでしたが、一応シャワーを浴びます。

後になってみれば、ちゃんとお湯も水もトイレの水もたっぷり出たのですが、何でこの時調子が悪かったのかよくわかりません。



部屋を変えたり、シャワーにも時間がかかったため、街へ出るまでに思わぬ時間がかかってしまいました。現地時間でもう午後4時頃になっていたでしょうか。

看守長がまた空腹を訴えます。たしかにドバイからの機内では機内食にほとんど手をつけておりませんでした。ワタクシの持参した抗生物質をさらに飲んで体調がよくなってきたようです。

その分ワタクシの服用する抗生物質が減るので、こちらは依然として不調だったのですが…。

街を散歩する前に体調の回復しつつある看守長の指示どおり食事をしないと、最初の部屋のシャワーのひどさにブチ切れそうだったのを我慢していた看守長の堪忍袋の太くない緒が切れかねません。

そこで、日本にいるときに一度予約したものの、ツアーが中止になると思い込んだ時に成田空港からいったんキャンセルのメールを入れたレストランに行ってみることにしました。

珍しく看守長も楽しみにしていたレストランだったからです。

ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらった時にそのレストランまでどのくらい時間がかかるか彼に尋ねると、すぐその場で電話で席を予約してくれました。

シャワーの具合はともかく、気の利くフロントマンではありました。

ホテルからタクシーでチップも入れて10ユーロの距離のオリンピック港の桟橋の突先にそのレストランはあります。

レストランの名前はEl Cangrejo Loco です。英語なら the Crazy crab という意味のようです。

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シーフードが売りのレストランのようです。

ガイドブックもさることながら、出発前に何度か参考にしたバルセロナ・ウォーカーというサイトでもお薦めのレストランでした。

レストランの入口で名前を言うと、2階の窓際の港が見渡せる席に案内をしてくれました。

あらかじめ、フロントマンが電話で日本人である旨を言ってくれていたので日本語のメニューをすぐ出してくれました。

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この日いただいた料理をメニュー通りに記載すると…

タコのガリシア風  (Pulpo Gallega) 22.40ユーロ

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ガリシアというのはイベリア半島の北西端で大西洋に面した地方のことのようです。

バルセロナは地中海に面していますが、料理に使う魚はアフリカ沖も含め大西洋から獲れたものが大半であると物の本で読んだことがありました。

タコの身は思っていた以上に柔らかくとても美味しかったです。




ガリシア産マテ貝の鉄板焼き(Navajas)18.80ユーロ

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この奇妙な形をした貝をいただくのは初めてでした。焼き具合もよくワインにもあってつい何個もいただいてしまいます。


スイートトマト、赤玉ねぎ、アラゴン産オリーブを添えた塩ダラのマリネ
       (Esqueixada Bacalao)14.70ユーロ

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白い部分はタラです。冷製の前菜という感じですね。美味でありました。


オレンジ風味のサーモン、サイコロ切りマンゴとパパイヤ添え
       (Salmon a la naranja)15.6ユーロ

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サーモンに果物という取り合わせは初めてでしたが、とてもマッチしていて美味しかったです。


それにワインは… 
     
     白ワイン(Vina Sol Torres)13.95ユーロ

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をいただきました。

値段はお手頃ですが、味はとてもすっきりしていてシーフードのお料理にとても合いいました。


ワインを頼んだらお通しみたいなものもついてきました。

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ミネラルウォーターと食後のコーヒーを含んで、締めて92.70ユーロ。

一人旅だったらこういうレストランにはきっと来ないでしょうね~。