パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

香港・マカオ散歩行 5.1月20日(日) ④夕食にでかけます

最初に書いておかなければならないのにすっかり忘れておりました。

今回は1月20日(日)に成田を出発し1月28日(月)に成田に戻る8泊9日の旅でし  た。最初に香港に3泊、マカオに移って3泊、それからまた香港に戻って2泊という旅でした。


さて、自分の安宿がどんな部屋なのか理解したあと街歩きを始めます。

もう夕方になっていました。

手持ちの現金が少なくなっていたのでまずは両替です。

重慶マンションには1階にいくつもの両替店があります。香港に来るたびにこのビルの両替所を使っていました。日本円については概して言えば入口近くの店はレートが悪く、建物の奥の店のほうがレートが良かったです。

店頭に表示されているレートを見比べ、手数料がないことを確認してから一番レートの良い店で両替します。

日本での両替・マカオでのMOP(パタカ)の入手を含め今回の旅での両替は以下のとおりでした。クレジットカードのキャッシングは利用せずVISAのデビットカードで自分の口座から現地通貨で引き落としはしました。

   日本円 香港ドル パタカレート      場所
1月20日  10,000   712.00    14.04 重慶マンション
1月20日    5,000   356.00    14.04 重慶マンション
1月20日    1,443   100.00    14.43 VISAデビット
1月21日  10,000   715.00    13.99 重慶マンション
1月23日  10,000   736.45   13.58 マカオ銀行
1月26日    7,219   500.00    14.44 VISAデビット
1月26日  10,000   715.00    13.99 重慶マンション
1月11日    4,881   300.00    16.27 ワールドカレンシーショップ
   48,543    3,398    14.29  
 香港ドル  パタカ
   14.29   13.58


こうしてみると日本で現地通貨を手に入れるといかに極悪レートになるかわかりますね。

香港国際空港到着ロビーの両替所は使いませんでしたが、日本ほどの悪いレートではないと思います。今度来る時は日本で両替しなくても…とはいっても大金を変えるわけでもないので微々たる差といわれればそれまでですね。

東南アジアの国々ですと物価が低いので、その微々たる差が結構な意味があります。でも香港の物価は、公共交通機関や庶民が市場で買う食糧品以外は、日本と大して変わらないようですので、それほど神経質になる必要はないようです。

今後香港ドル表示、パタカ(MOP)で表示していきますが、香港ドルは1ドル≒14.3円、1パタカ≒13.6円とお考え下さい。


さて、香港ドルも手に入れたので、重慶マンションの携帯屋でベトナムで以前に手に入れた安物携帯電話のプリペイドSIMカードを買い、看守長に電話して所在確認報告を行い、緊急用の連絡先を伝えてから、街歩きにでかけます。

もうあたりは薄暗くなっていました。

香港といえば道路に横にはみ出た大きな看板が名物でしたが、20年前はもとより10年前に比べても少なくなったようです。

老朽化してくると落下の危険もありますのでやむなしのところですが、ちょっと寂しい気がするのは無責任な旅行者の感覚でしょうね。


彌敦道を北に向かってぶらぶら歩いていきます。1月の終わりなので観光客はそれほど多くはないのかな、と思っていましたが通りを歩く人はかなりの数でした。

しばらく歩いて油麻地にある廟街(テンプル・ストリート)にやってまいりました。

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夕食を廟街で摂ろうと思ってやって来ましたが、なんだかここの通りも昔の猥雑さが少し失われつつあるような気がします。もっとにぎやかで怪しい雰囲気だったのですがね~。

香港の冬の食べ物で廟街と言えば土鍋炊き込みご飯とでも言うべき「保仔飯(ポーチャイファン:本当は保の下に火)」が名物です。今は冬以外でも食べられるそうです。

20年前に来たときは道路にびっしり置かれた粗末なテーブルの間を店員が走り回って給仕していて、テーブルの上の七輪の火と店員の迫力に圧倒されて食べないままでしたが、今回はとあるお店に入って注文してみました。

混雑したお店でした。ワタクシは一人でしたので向かい合って2人が座れる小さな席に案内されました。

ワタクシがシイタケの入った保仔飯とビールを注文して待っていると、後から来た眼鏡をかけた若い女性と相席になってしまいました。

彼女は大きなシュウマイ(みたいな肉?)とソーセージ(みたいなもの)の入った保仔飯と天ぷら(みたいなもの)を頼んでいました。日本人ならあまり注文しないタイプのご飯ですね。

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狭い席で面と向かっているのに会話もなしではちょっと寂しいので、ビールを飲んだ勢いで話しかけると、果たして彼女はシンガポールから一人旅で来ていた女性でした。

英語力は日常的に英語を使っている彼女のほうがはるかに上でしたが、気にせずどんどん話しかけて会話がはずみます。日本にも来たことがあるとのことでした。

シンガポールの生活や香港の感想などたわいもない話ばかりですが、小一時間楽しい食事を楽しむことができました。これもまた一人旅の醍醐味のひとつでしょうね。


この日は朝5時前に起きて成田に向かい、香港まで飛んできたのでさすがに疲れてきました。食後はお互いの旅の無事を祈って握手してホテルに戻ることにしました。

彌敦道に出てバス停でバスを待っていると天星碼頭(スターフェリー・ピア)行のバスが来たのでそのまま乗車して香港の象徴のひとつのスターフェリーに乗りに行くことにしました。なんてったって長者カードのおかげで無料で乗れるんですからね。

10年ぶりのスターフェリーに乗って中環に向かい、すぐまた折り返しのフェリーに乗って尖沙咀に戻ってきただけですが、夜のヴィクトリア湾もまた良いものですね。

ただ昔と比べると香港島の大きなビルに日本の大企業の広告がほとんどなくなってしまいましたね。ある意味で日本の国力の情況を如実に現わしているのかもしれませんね。

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天星碼頭からそのままペニンシュラ・ホテルの前を通って重慶マンションまで戻ります。

20年前はボロボロだった重慶マンションのファサードに、地味に電飾が輝いていました。


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世の中変わったんですね…。