香港・マカオ散歩行 21.1月24日(木) ④カジノの夜は…
(この記事は1月20日(日)から1月28日(月)の8泊9日の日程で香港・マカオをほっつき歩いてきたときのものです。中断しておりましたが再開したします。)
ポルトガル料理店で、横須賀基地にいた経験のある店員さんと話が弾んだ昼食をいただいたあと、さらにホテルにもどるまでまた街を徘徊します。
途中で入ったローカルなお店では休憩しながら鴛鴦茶(インヨンチャー)をいただきました。
これはコーヒーと紅茶を混ぜたものです。
なんでそんなことするのかは知りませんが、食に旺盛な興味を示す中国人ならではのものなのでしょうか。
実際に飲んでみると紅茶の味がしますが、でも100%紅茶とは言い切れない、かと言ってコーヒーが味を主張するわけでもない…なんだかややこしい不思議な味でした。
店によっても味わいは異なるのでしょうね。
話のタネにいただいた、というところでしょうか。
面妖な飲み物に元気をもらい、街歩きを続けます。
街角ではカジノでなくても賭け事は盛んな様子です。
日頃信心深いのは賭け事の勝利を願って、という訳ではないと思いますが…
いったんホテルに戻り、シャワーを浴びて休憩した後、暗くなってからですが、散歩の締めはホテルから歩いてすぐ近くのポンテ16というホテルのカジノ(娯楽場)を散歩しました。
ベネティアン・マカオほどではありませんがここのカジノもかなり広いものでした。残念ながら中の撮影はらやはり禁止ですので画像はありません。
夜の為か客がたくさんいます。顔で判断する限り香港、マカオを含む中国人ばかりです。大きな声で話している2人組の若い日本人男性がいました。
お客の服装は普段着のまま。007の映画のカジノのシーンに出てくるような正装の人は見かけません。
ここでは沢山あるテーブルの大半がよくわからないトランプを使うゲーム(バカラ?)と、大小
(サイコロ3つを使うチンチロリンみたいなもの。出目への賭け方は大・小以外にも色々ある)でした。
大小のテーブルで客の後ろに立ってしばらく様子を見ているとこんな感じでした。
・客がディーラーに札を渡すと機械でチェック(ニセ札かどうか?)し、金額に応じた 丸いチップを戻します。
・香港ドルの$1000札なんてこちらに来て初めてお目にかかりました。ある客は10枚渡してチップに換えてました。15万円くらいでしょうか。
・客はテーブルに表示された出目の印が書かれた場所にチップを置き賭けます。
・チップを高額のものから小額のものにディーラーに換えてもらい分散して賭けている人が結構いました。
・賭け方が揃ったらディーラーが傍にある金色のケースのカバーを外します。
・そこには既にサイコロが3つもう転がり終わった状態で現れます。
・写真が撮影不可なので分かりにくいと思いますが、サイコロは自動的に転がされ、しかもカバーがかかって客には見えない時に転がってるわけです。
・出目が表示され、チップが置かれているテーブルの箇所、例えば出目が3つ合計で「大」になるなら、テーブルの「大」に該当する場所が点滅し、どこが勝ちかは一目瞭然です。
・沢山の客があちこちにチップを置きますが、負けの場所に置かれたチップはアッという間の早業で取り払われディーラーの手元にあるケースに収めらます。
・ディーラーは全て誰が賭けたのか覚えているのかな?と思ったら、勝ちの場所に置いてあるチップは誰か尋ね、客は「自分だ‼︎」と指差し、指定の倍率のチップを渡されていました。客の方がしっかり覚えているのですね。当たり前ですが。
繰り返し読んだ沢木耕太郎氏の「深夜特急」では、彼が、マカオのカジノで負けに負けて路銀すら底が尽きそうになります。
ところが、彼が手動でサイコロを転がすディーラーの癖により発生する機械の微妙な音を奇跡的に聞き分け、出目を予測して大負けを取り返す印象的なシーンがあります。
全てが自動化された今ではありえないことなんですね。
結局何もせずにみるだけでしたが、カジノを出る時、出入り口に居るスタッフにズボンのポケットをひっくり返してスッテンテンになったポーズを冗談で見せたら、いたく同情してくれました。
とても気楽なカジノでしたね。
さてカジノの興奮も収まった時間にBC級グルメシリーズ、今日の夕食です。
青島ビール大2本に雲呑麺と青菜炒めで67MOP(パタカ)。日本円で約950円。
ダシは魚みたいですね。麺は細めです。味は悪くありません。
この店も流行ってました。それにしてもせっかく大きなホテルに行ったのにこの格差…。