香港・マカオ散歩行 23.1月25日(金) ②さらに街歩き
(この記事は1月20日(日)から1月28日(月)の8泊9日の日程で香港・マカオをほっつき歩いた記録です)
お墓をお詣りし、神妙な気分になったあとは、気分を開放するために高いところに上ることにしました。
マカオ半島で一番高い山、というよりは丘にある松山市政公園に小さなロープウェイで登ります。
いまから見ると切符の時間はでたらめな時間でしたね。
小さなロープウェイでしたが、たまたま年配の二人連れの方と同乗になりました。
袖すりあうもナントカですので英語でご挨拶し、頂上に着くまで雑談になります。
お二人はマカオ在住のご夫婦で、来月(6月)に大阪、京都、北海道に旅行するそうで、日本への旅行をとても楽しみにしている様子でした。
気楽な引退生活で毎日この高台の公園に来ているとか。仲の良いご夫婦のようでした。羨ましいかぎりですね。頂上の駅でお互いの旅の無事を祈って別れます。
頂上の駅からしばらく順路にしたがって歩いていくと丘の上全体が公園のようになっていることがわかりました。
あちこちで太極拳をやっている人がいます。中には青龍刀みたいな大型の刀を振り回している人も…
松山市政公園の一番高い所にある灯台(東望洋炮台)からの眺めはとても良いものでした。
タイパの北側とマカオの街並みが見渡せます。
おまけに野外なのになぜかwifiもOK。しばらく灯台のベンチに腰掛けてwifiを使わせてもらいました。
野良wifiを使うのはマレーシアのイポーで捕まえて以来久しぶりです。
近くに見える緑色の山並みはもう中国大陸ですね。珠海市になるのでしょうか…。
松山市政公園で眺めを堪能したあと、またロープウェイで降りてきてからさらに南に向かって歩き始めます。
日本にいる時はそうでもないのに海外に来るとよく歩くものだ、と自分でも思います。
昼時でしたので東望洋街の小さな食堂でお昼にしました。
店員は若い女性でしたが、日本なら無愛想の部類に入る方でした。
これまで小汚い店でもそれなりにお客に気を遣う人達と接してばかりいましたのでちょっと意外でした。
広東語を話す客が来ても彼女から受ける感じは変わりません。広東語を話せない外国人にだけ愛想が悪いわけではないようです。
頼んだ料理は香煎肉捲撈麺なるものでしたが、こちらはなかなか愛想のよいお味でした。
$33(約448円)のお値段もフレンドリーです。
油麺とありますが、油でギトギトではなく、軽く炒めた焼きそばみたいな感じでした。
食後は少し道を戻ってポルトガル風の街並みが色濃く残っている聖ラザロ教会とその周辺を散歩しました。
この辺りは西洋風の街並みが並び、石畳の道はリスボンを思い出しますね。
聖ラザロ教会はマカオの初代司教が建てたもので、ハンセン病の病院付属の礼拝堂だったそうです。
すぐ近くの仁慈堂婆仔屋もなかなか素敵な建物です。
中庭に入ってみると、レストランが併設されている建物や小物を売っているショップもありました。
仏頂面油麺よりこっちのレストランのほうがよかったですかね~。
イタリア語でalbergoはホテルの意味ですが、ポルトガル語のalbelgueも似たような意味とすると宿泊施設もあるのかもしれませんね。
さらに道を進むとなかなか魅力的な坂がありましたが、朝から歩き通しですし、日向は半袖でも良いくらいの気温なので少し疲れてきました。結構急な階段でしたので登るのは断念し、元来た道を戻ります。