パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

マラッカ散歩開始

 まだ外は真っ暗な午前5時半、街中に響き渡るコーランの調べでたたき起こされた。窓を締め切った12

階の部屋でも目が醒めるくらいのボリュームなのだから墓場の死人もとび起きるたことだろう。さすがイ

スラム教が国教の国だけある。



 マラッカ2日目はまず定番の観光スポット巡り。マラッカの市街は狭く、ほとんどの観光スポットは

歩いても廻ることができる。

<サンチャゴ砦跡>
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ガイドブックやパンフレットには砦跡としては必ずこの石造りの建造物が登場する。実物を見て分かっ

た。砦跡とはこの建造物以外他に何もないのだ。マラッカを最初に占領したポルトガル軍が築いたも

の。まさに兵どもが夢のあとである。


<マラッカ・スルタン・パレス>
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かつてマラッカ王国のスルタンが居住していた宮殿。本物は既に失われていたが、歴史書などの記述を

元に復元された木造建築である。ホテルの部屋からは全容を見ることができた。
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2RMの入場券を買って中に入ると、一階にはスルタンの政治や生活の様子がジオラマとして展示さ

れ、2階・3階も古い装飾品や武器などが展示されている。外は暑くても中は割りとひんやりしてい

た。館内に入るには切符売り場で貰う袋に靴を入れて上がることになる。


<オランダ広場>
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オランダ統治時代の建物があるのでこう呼ばれているようだ。「広場」なのでもっと広い場所を想像し

てたが、随分狭い。この広場にマラッカ観光のメッカであるクライスト・チャーチ、スタダイス、クロ

ックタワーが隣り合って建っている。この辺りの建物の外壁はみな同じ赤レンガ色で統一されている。


<クライスト・チャーチ>
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1753年、オランダの統治時代に建設された教会。マラッカ観光のパンフレットには一番に登場す

る。意外と小さなものだった。中にはいると正面に最後の晩餐のモザイク画が飾られていた。教会の前

は派手な飾りのリキシャがたくさん客待ちをしている。
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クロックタワー
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 由来を確認するのを忘れてしまった。ただ、今まで見たことのある観光スポットの時計台には珍しく

時間がちゃんとあっていたのが印象に残っている。


<スタダイス>
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Stadthuysとはオランダ語だろうか。英語でいうとCity Hallになるのであろうか。オランダ総督が居

住するために建設されたもの。現在は歴史博物館や民族博物館が併設されマレーシアの歴史・風俗が絵

画やジオラマを使って展示されている。クライスト・チャーチとならんでマラッカでもっとも有名なス

ポットである。うっすらとした記憶ではテレビの「深夜特急」のマラッカ編はこの建物の階段あたりで

撮影したのではなかろうか。建物としては横に随分長い建物で最後まで全体像がよくわからなかった。

(教会の写真の向かって右に移っているのがスタダイスの建物の一部。4枚目の広場の写真はスタダイ

スの内部から撮ったもの)


<海の博物館>
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オランダ広場から歩いて数分のマラッカ川岸に木造帆船がどんと置いてあり、中は海にまつわる博物館

になっているそうだが、今回は入場しなかった。運がよければこの船越しに大きな夕日がみられるのだ

が…。(つづく)