「世界を変えた100日」
通勤時間が長いため往復で読む本を求めて、最近は地元の図書館をよく利用します。
図書館のサイトで目的の本があるか検索予約すると、貸し出しできる状況になったときに電話で取りに
来るように連絡してくれるシステムを利用しています。便利になったものですね。
人気のある本ですと何百番目といった順番待ちになりますが、気長に待つことにしています。
「世界を変えた100日」は日経ナショナル ジオグラフィック社の発行で、米国のナショナル・ジオ
グラフィック協会と世界最大級のイメージプロバイダーのゲッティ・イメージズが共同で編集した写真集
です。
新聞の書評でこの本の存在を知り、早速ネットで貸し出し申し込みをしたところ、比較的早期に手に取
ることができました。
曰く、「写真という技術が世に生まれてから現代に至るまでの世界の特別な100日を、詳細な解説と
共に、第一線のカメラマンの作品を通して語る」一冊とのことでした。
トリーナ」までの100日のさまざまな事件や出来事の写真が文章とともにつづられています。
一読して感ずるのは、もちろん編集者の意図にもよるのでしょうが、100日のうち、戦争や世界各地
での紛争に関することがいかに多いかということですね。
間ですね)「真珠湾攻撃」、1945年8月6日「広島、原爆投下」であり、いずれも戦争ばかりです。
写真はこの150年間、人類の偉大な成功とともに、大いなる愚かさの記録も残してきたのですね。
一方、写真の中には加工や演出されているものもあり、情報が人間の判断に与える影響の怖さも感じ
させます。