パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

2006年1月8日④ 珍平酒楼で昼食

      ( この旅日記は2006年1月にバンコクを一人旅したときのものです )
 
  ホテルでシャワーを浴び、ベッドに寝転んで休憩を取る。午後12時15分、午後の観光へ出発。短い滞在では時間を惜しんで歩き回ることになる。
 
 スクンビット通りをナナ駅方面へブラリブラリと歩いていく。道々のソイにも足を伸ばす。ソイごとにインド人街やアラブ人街が形成されている。このあたりにはガイドブックにも掲載されていない安宿がいっぱいあるようだ。スーパーマーケットがあったので涼むつもりで中に入る。途中サイアム商業銀行の両替所があったので1万円を両替。レートは前の両替所や空港と同じであった。
 
 ナナ駅からBTSに乗りアソーク駅まで戻り、MRTに乗り換えてルンピニ駅へ向かう。
 
 まだ昼食を摂っていないのでルンピニ駅周辺の安食堂で摂ろうと思ったが、臭いの強烈な店ばかりなので、少し歩いて珍平酒楼という大きなタイ料理の店に入る。この店はカイ・ヤーンという焼鳥みたいな屋台から出発し、広い敷地に大きな店を構えるようになったそうだ。名前は中華料理店みたいなので、中国系のタイ人なのだろう。
 
 店に入ると女性の係員が案内してくれた。始めはエアコンのある席を頼んだが、凍えそうに寒く、ふるえあがってしまった。苦笑する係員にエアコンなしの席に案内してもらった。まったくタイ人の温度感覚はいったいどうなっているのだろうか。
 
 案内された席は喫煙席だったので禁煙席を希望すると、そこもエアコンがギンギンきいているという。仕方なく喫煙席で我慢することとした。周りの席では地元の人だろうか、大勢で丸テーブルを囲んでにぎやかに食べかつ談笑している。
 
 かなり年配のよたよたした爺さんがウエイターをしている。開業以来の古手といったところだろうか。看板料理のカイ・ヤーンと、日本では高いので余り食べる機会のないフカヒレのスープを注文。飲み物はビア・シンを頼む。
 
 
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 料理が出される間にウエイトレスに「ルンピニ・スタジアム・アイテマチュカ?キックボクシング・シッテマチュカ?」と聞いてみる。最初はうまく通じなかったが同僚に聞いてくれた結果、今日は試合はないとのことだった。
 
 カイ・ヤーンは前評判どおり香ばしく、味もなかなかのものであった。フカヒレスープは日本のようにばらばらになったものが出て来ると思ったら、いわゆる姿煮の形で出された。歯ごたえがある…というより少し固く、味は美味しかったが、食感はいまひとつであった。ビール込みで510バーツ(約1400円)だからお値打ちではある。
 
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 昼食後ルンピニ駅の近くに有名なマレーシア・ホテルがあったのことを思い出し、路地に入りホテル周辺を散歩する。かつては安宿の代名詞であったマレーシア・ホテルだが、カオサン通りに規模の小さい安宿が集中するようになり、結果としてマレーシアホテルは中級ホテルに格上げになってしまった。
 実際に建物を見てみると規模もいわゆるゲストハウスにしては大きく、立派な建物である。中級ホテルといっても不思議はなさそうだ。周囲に安宿はあるものの数は少なく、バックパッカーを見かけることも少ない。狭い通りの店で絵葉書を買う。
 
 
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 大通りに戻る。気温がさらに上がってきて暑い。珍平酒楼のウエイトレスは試合がないと言っていたが、せっかく近くまできたのでスタジアムの外観だけでも記念に見ていこうとルンピニ・スタジアムに向かう。